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錬「なんとなくって…」
隆樹「あ、ごめん。なんとなくっていうよりは…ここに来たほうが安全だったから…か？」

安全って…

錬「だいたい、さっきから‘核’だの中層部だのセグだの…わけわかんないんすけど」
勇人「……だろうな。お前さんはもともと関係のなかったやつだからな。むしろ知ってるのがおかしい。というわけで話さない。」
錬「は？」
天魔「よーするに、極秘ってことだよ！」
錬「えーーー（じゃあなんのためにおれは…）」

少し残念だった。
正直、思わなければこっちが現実の世界だと思ってしまいそうだ。
だけど、ここは違う世界。さっきから知らない単語が飛びかっている。
だから、もう少し情報を得たかった。もう少し知りたかった。

おれは少し深いため息をついた。