複雑・ファジー小説
- Re: 【違う】仲なんて 知らないよ【知れないんだ】 ( No.5 )
- 日時: 2011/10/09 21:49
- 名前: シグマσ ◆IG222GjZjs (ID: OgnYhGeD)
大きな建物に、太陽の光が差し込みはじめた
それを合図に
自分の寝床から跳ね起き、その建物に駆け込んだ。
——そう、今日は私が待ちに待っていた日なのだ。
「それでは、試験の説明をします」
「これから、この青い惑星に行ってもらいます。
そして人を見つけ、5日間一緒に生活をしてください。」
行ったことのないところに行けるんだ、すごく楽しそうだなぁ…
と思ったら
「重要なのはここからです。
その「人」を「消して」ください」
今なんて?と驚きを隠せなかった。
信頼させてから「消せ」と?
それは「裏切れ」ということじゃない…
「これを一週間以内に満たせなかったものは、
「闇」として認められません。
厳重に処分されます。」
…嘘…でしょ?
不安でいっぱいになった心は、重ささえ感じた。
- Re: 【違う】仲なんて 知らないよ【知れないんだ】 ( No.6 )
- 日時: 2011/10/09 22:03
- 名前: シグマσ ◆IG222GjZjs (ID: OgnYhGeD)
「…以上で説明を終わります。闇の使いとしての「使命」を
十分に果たしてくれることを、私は期待していますよ」
そういうと、その人は薄ら笑いを浮かべ、踊り場を去った。
どうすればいいのか…いや
やるにきまってるじゃない、私は「闇」なのだから。
ただ消せば良いこと。
自問自答しながら、自分の不安を消した。
というより「隠した」のかな、ははっ…
「それでは出発してください。」
さぁ、気持ちをしっかり持たなければ。
しっかり消さなくては。
自分の気持ちを「自分」に
…気づいてほしくないから。
認めたくは無いから。
- Re: 【違う】仲なんて 知らないよ【知れないんだ】 ( No.7 )
- 日時: 2011/10/09 22:22
- 名前: シグマσ ◆IG222GjZjs (ID: OgnYhGeD)
「きれいな星ー…おそらくあれが「青い惑星」ね!!!」
小さくみえる星を指差し、狙いを定め急★降★下
…っておいふざけないでくれるかい
死ぬって!!これ死ぬ!!確実に!
不安消したのに意味がないじゃない!
考えている内に地面が近づいてきた。
不安は恐怖へと変わり
自身はすでになくしていた…
「っと…あれ?死んでない!?」
またも少女は驚いた。合わせて2回目である。
「君?君が助けてくれたのか!?」
そういい終わる前に、返された言葉は
「馬鹿。間抜け。うるさい。静かにして。」
彼女は怒りがこみ上げてくるのを感じた。
こんなに貶されたのは初めてだ。
「ちょっと!?なんなのよもー!!」
「だからうるさいといってるでしょうが」
かんしゃくを起こしてよく見ていなかったが、
この人は小さい子供じゃないぞ…
ま ず い