複雑・ファジー小説
- Re: もしも俺が・・・。 『700参照突破。』 オリキャラなど募集 ( No.104 )
- 日時: 2011/11/25 21:16
- 名前: ヒトデナシ (ID: j553wc0m)
「パート3」
「-----------ん・・・・・・。」
ああ・・・・光がまぶしい。まるで何年も寝ていたかのようだ。
・・・そうか。私は元に戻れたんだな。彼女らのおかげで・・・。
「ルエちゃん!! よ・・・よかったッ・・!!!」
水島は涙を流し、ルエをギュッと抱きしめる・・・・。
----------水島には本当に助けられた・・・。私のために泣いて、必死に叫んでくれる人なんていなかった。
ありがとう・・・・水島。
「---------あーらら。戻っちゃったのか。こりゃ失敗失敗。」
声の主はすぐに分かった。 『奴』だ・・・!!!
「・・・・ガロンッ!!!!」
「そう怒んなって。無事でよかったなぁ。ええ!?」
「貴様ッ--------------!!!」
ルエは鋭い目でキッとガロンを睨みつける。そんなことを気にせず陽気に笑うガロン。
「まぁ今回は俺の負けだ。じゃあな。」
「ま・・・待てッ!!!」
そう言い残すと、またもや闇に消えて行ったガロン。
--------アイツ・・・・いったい何者なんだ?
「------------いろいろすまなかったな。本当に感謝している。」
さて、おなじみにお別れタイムだ。今回は水島に助けられたな。
---------せっかく良い友達ができたのになぁ。別れてしまうのは寂しいものだ。
「ルエちゃん、また会いに来るよ。元気でね!!」
「ありがとう水島。私も精一杯生きることにする。だから・・・・サヨナラは言わないでくれ。」
「・・・・何言ってるの。言うわけないでしょ。」
水島も含め、俺たちの身体が徐々に消えていく・・・・。
そして、水島はギュッとルエの手を握り締め、
『ルエちゃん!! 今度一緒に服買いにいこうね!!』
--------------そう言い残した。
「---------ルエちゃん・・・・。」
--------さて、戻ってきたぞ。水島は少ししょげてるが・・・。
「なぁ・・・・しばらくはいけないのか?」
霧島は落ち込んでいる水島を見て言う。
だが、黙り込んでいる黒川を見て霧島は、
「・・・・無理か。まぁ水島には悪いが・・・仕方ないな。」
「おいおい。勝手に決めるな。」
「・・・・黒川?」
もちろん、俺自身がどうやったって無理だ。
だが・・・・皆様はもう何度か経験しているはずだ・・・!!!
「-----------ほら。見てみろよ。」
黒川が指さす方向に一人の人間が現れた・・・・。
二人はそれをジッと見つめる。そして・・・・・
「『絆』は・・・そう簡単に切れはしないさ。」
現れたのは・・・・・ルエだった・・・!!!!
「ルエちゃん!!! ど・・・どうしてッ!?」
一番驚いたのはもちろん水島。ルエはゆっくりと水島に近づいていく・・・。
「私も分からぬ。でも--------------会えてよかった。」
ルエは涙を流しながらもニッコリ笑う・・・。
それを見て、水島はつられるように泣き、そして笑う。
「----------おかえり・・・・・ルエちゃん!!!!」
水島はただそれだけを伝え、ルエに抱き付いた・・・。
-----------二人の絆は・・・・固く繋がっている。
----------------第十一幕 完-----------------