複雑・ファジー小説
- Re: もしも俺が・・・。 『1200参照突破』 オリキャラなど募集 ( No.160 )
- 日時: 2011/12/05 18:49
- 名前: ヒトデナシ (ID: j553wc0m)
--------第十四幕『もしも俺が吸血鬼の世界に行ったのなら・・・・・続編。』--------
「パート1。」
「------------はああぁぁぁッーーーーー!!!!!」
先手必勝といわんばかりに、葉隠は自身の持つ二丁の銃をハロンドに向け連射するッ・・・・!!!!
ハロンドに向かって行く、黒く覆われた無数の弾丸・・・!!
「キキッ・・・・・これは避けれませんねぇ。」
そう呟くハロンドに、容赦なく弾丸の嵐が直撃する・・・!!!
それと同時に巻き起こる爆風が、ハロンドを包み込んだ・・・。
----------今のは確かに直撃だ・・・。普通はただでは済まないはず・・・・。
そう考えていると、ふと黒川の目に何かが写った・・・。
普通の人間なら、今の光景はまだ爆風により何も見えないことだろう。
---------目がよい黒川が、一早く確認したのは・・・ハロンドの姿だった。
そして・・・・鋭く光る眼光と、強い威圧感・・・!!
瞬間、黒川は走り出した・・・・!!!!
葉隠は今も、ハロンドの安否を確認できていない・・・・。
----------------狙われているのは・・・・・、葉隠だ。
「----------キキィイイーーーーーーー!!!!」
という悲鳴に近い声をあげながら、ハロンドは爆風の中からこちらに向かって凄いスピードで飛んできた・・・・!!!!
そのスピードは・・・・とにかく速い。一瞬呆気にとられてしまった葉隠には、到底反応できない・・・・。
ハロンドは自身の鋭い爪で、葉隠を狙う・・・・!!!!
ハロンドは勝ち誇ったいたことだろう。獲物を取った気でいたことだろう。
-----------だが・・・・・・・・・・・非情に残念だよ。
黒川は、ハロンドと葉隠の間を割って入る・・・!!!
「--------キキッ!?」
「悪いな・・・。お前の好きにはさせられないのでな。」
そう言って、黒川はハロンドの攻撃を受け止め、
「!? な・・・なにを!?」
「爪・・・・反則だろう?」
まずは右手の爪を、黒川は自身の右のこぶしで叩き潰したッ・・・!!!!
「ギッ・・・・!!!!」
「もう一本も・・・・だ!!」
そして続いて、左の爪も自身の左のこぶしで叩き潰すッ・・・!!!!
「ギッ・・・!!! おのれッ!!!」
「おいおい、逃がすかよ!!」
黒川は飛んで逃げようとするハロンドを身体を掴み・・・・・、
「おぉぉらあぁぁぁーーーー!!!!!」
背負い投げをして、ハロンドを地面に叩きつける・・・!!!!
-----------さぁて、お仕置きはこれからだ。
黒川はすぐにハロンドの上に乗り、マウンドポジションを取る。
動けないハロンドに向けて・・・・・・・、
「おらぁぁぁあああーーーーーーー!!!!!!!」
パンチの嵐を降らせる・・・・・!!!!!!
---------何発殴ったことだろうか。30発ぐらいは殴った気がするんだが・・・・・、
ハロンドに・・・・ダメージは無いようだ。
「--------キキッ・・・・満足しましたか?」
そう言うハロンドの顔は、笑みをこぼして笑っていた・・・。
黒川のパンチにも・・・・葉隠の弾丸も・・・・何もかも食らわなかった。
----------バケモノだな・・・・これは。
「・・・・ではこちらの番ですね。キキッ!!!」
そういった瞬間、ハロンドの身体は無数のコウモリに姿を変えた・・・!!!!
黒川のマウンドポジションから抜け出し、飛び立った無数のコウモリは、空中で集まって・・・・・
------------ハロンドとなった。
「----------おいおい。本気のバケモノかよ。」
「キキッ・・・・爪は残念ですがね。」
黒川に折られた爪を見て、ハロンドは「うーん。」と声を唸らせる。
「・・・黒川・・・だったな? 俺から提案がある。」
ふと、葉隠は黒川に話しかけた。黒川はそっと耳を貸す。
----------そして内容を聞いたとき、黒川は唖然とした・・・。
その提案は、あのコウモリ野郎を倒せるかもしれない手段なのだが・・・・・、
『15分・・・・・俺に時間をくれ。』
----------おいおいマジか。俺にあのバケモノを『一人』で15分間押さえろと言うのか!?
やれやれ・・・・・無茶な要求だ。
-----------だが・・・・・乗ってみる価値はある。