複雑・ファジー小説
- Re: もしも俺が・・・。 『ああ、テストだ。』 オリキャラなど募集 ( No.164 )
- 日時: 2011/12/05 20:49
- 名前: ヒトデナシ (ID: j553wc0m)
「パート2。」
----------勝てる見込みは・・・・本当にあるのか?
黒川は、自分なりにふと考えた・・・。
仮にも相手は『不死身?』と思わせるほどのバケモノだ。
そんな相手を・・・・どう倒すというのだ?
-------まぁ考えても・・・・・仕方がないか。
「----------その提案・・・・乗ったぜ。」
「・・・それはありがたい。・・・・・頼むぞ。」
葉隠はそう言い残すと、その場から離れていった。
そしてある程度離れた後、なんと目をつぶり、その場でピタッと動きを止めた・・・・。
----------瞑想・・・か? どうやら精神を集中させているようだな。
「---------キキッ・・・・・私を目の前にして、何をしていらっしゃるのですかね彼は?」
「・・・・さぁな。それよりも・・・だ。」
黒川はニヤッと笑い、ハロンドを、
「来いよ。俺と・・・・タイマンで勝負でもしようじゃないか?」
と、挑発するように言った。だが・・・・・、
「おっと、残念ですが・・・・あなたの相手は他に任せましょう。」
「・・・・他・・だと?」
そう言うと、ハロンドは指を『パチン!!』と鳴らす・・・!!!
すると、地面から現れたのは・・・・・・、先ほども出てきたゾンビだった!!
-------------ゾンビ!? まだいたのか・・・。
「キキッ・・・・彼らは私が作った『ゾンビ人間』です。しかし人間をベースに作っているため、ほとんど人間ですけどね。」
---------なるほど、さっきの『じいちゃんゾンビ』(最初に出てきたゾンビ。)は、確か自分はもう寿命だと言っていた。
・・・つまりそこらへんは普通の人間なんだな。
「キキッ・・・・その代わり、彼らには『表面上において』の永遠の若さが手に入ります。力もですよ? いいでしょう?」
---------おいおい、それってなろうと思えば『永遠の18歳』とかにもなれるってことだろう?
アイドルにとっては飛びつくような話だな。だが、だからといってゾンビになるのはごめんだ。
「キミには・・・ゾンビのエサになってもらいます。行け!! ゾンビたち!!」
ハロンドが指示を出すと、ゾンビたちはゆっくりとこちらに向かってくる・・・!!!
--------くッ・・・!! やるしかないのか!?
「------------止めろお主ら!!!! その子に手を出すな!!」
その声に、ゾンビたちはピタッと動きが止まる・・・・。
---------この声は・・・・・じいちゃんゾンビ!?
「こりゃ!! 誰がじいちゃんゾンビだ!!」
「うおッ!! 聞かれていたのか・・・。ところで、あんたは今までどこに・・・?」
そう、さっき葉隠がゾンビたちを一蹴していた時、すでに彼はいなかったのだ。
「ああ、やばそうだったからダッシュで逃げた。はっはっは。」
----------おいおい、ダッシュで逃げるって・・・・。お前は本当にじいちゃんか?
それにしても・・・・・・、
「あんたの一声で・・・・ゾンビたちの動きが止まったが、なぜだ!?」
「キキッ・・・・・それは彼がゾンビの指揮官だからだ。ねぇ?」
「・・・・好きでお前さんの言いなりになってるわけではないがな。」
--------そうだったのか。でもだったらなぜ俺を助けた・・・?
「キキッ・・・・・それにしてもおかしいですねぇ。なぜその人間に肩入れするのです? 死にたいのですか?」
「・・・俺はもうどうせ死ぬさ。俺は・・・・かけたのさ。お前さんが『負ける』ことにな。」
「・・・キキキッ。面白い冗談ですねぇ。」
----------そうか。この人も好きで従ってるわけじゃなかったのか。
探していたんだな・・・。こいつに『勝てる』人を。
じいちゃんゾンビはゆっくりと黒川の隣に行き、一言だけ言い残した・・・・・。
『お前さんに・・・・・・未来は任せるぞ。』
そう言い残した瞬間、俺の隣にいた、じいちゃんゾンビの顔面は吹き飛んだ・・・・。
否、ハロンドに食いちぎられたと言った方が正しい・・・・。
「キキッ・・・・人間に肩入れしなければ、もうちょっと長生きできたのにねぇ。」
その言葉は・・・・黒川の怒りを爆発させた・・・・・!!!!!
「きさまあぁぁーーーーーーー!!!!!!!」
黒川は腰のポケットから『ある物』を取り出した・・・!!!
それは・・・・まるでリレーで使用する『バトン』のような物。
だがそのバトンから、光り輝く閃光を放つ『剣』が姿を現し・・・・、
「切り裂けッ!!!! 『シャイニングブレイド』!!!」
---------------ハロンドの右手を切り落としたッ・・・・・!!!