複雑・ファジー小説
- Re: もしも俺が・・・。 『2700参照突破』 オリキャラなど募集 ( No.284 )
- 日時: 2012/01/05 18:54
- 名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)
--------第十八幕『もしも俺がドラクエの世界に行ったなら・・・・・続編。』--------
「パート1。」
「-------キャハハ、じゃあちょっとだけ遊ぼうかな〜。」
空中に浮かび上がった『魔女』は、陽気な様子で言う。
その様子を見て、フィーダはフッと笑い、
「『遊ぶ』・・・か。心配するな。今回は『遊び』は無しだッ!!!」
フィーダは自身の腰から細身の長剣を取り出し・・・・・、
「『風よ・・・・我に力をッ!!!』」
そう言うと、フィーダの周りに強烈な風が発生し、
それがフィーダの身体を包み込んでいく・・・・!!
「あんただけが空を飛べると思うなよ。」
フィーダは高く跳躍する・・・・・・。そしてそのまま、
「---------私だって飛べるッ!!!」
そのまま空中を自由に飛び回り、一直線に『魔女』に飛んでいく・・・・!!!
「・・・キャハハ、やるじゃん!! 風を自在に操り、空を飛ぶなんて。」
「覚悟ッ!!!!」
フィーダは『魔女』に向けて、剣を思いっきり振り下ろすッ!!!!
だが・・・・フィーダの振り下ろした剣は、『魔女』に届く前に止まった。
いや、防がれたのだ・・・!! 『魔女』の作った、『風』の壁によって・・・!!
「ぬッ・・・・これは・・・風かッ!?」
「キャハハ、正解〜。私の能力はね、『風を自在に操る能力なの』。」
『ギリギリッ!!!』という音が、フィーダの剣と『魔女』の風の間に鳴り響く。
それはまるで、剣と剣がぶつかり合っている音のよう・・・・。
だが、いくらフィーダが力を入れても、風の壁を押し返すことはできなかった・・・。
「キャハハ、吹き飛んじゃえ〜!!!!」
瞬間、『魔女』の身体から辺りを吹き飛ばすほどの爆風が吹き荒れたッ・・・!!!
その攻撃に耐え切れず、フィーダは一度吹き飛ばされるが、態勢を立て直し、もう一度構える。
「ちッ・・・!! やっかいな能力だな。」
フィーダは余裕の表情を浮かべる『魔女』に、苦笑いを浮かべつつ言う。
そして同時に考えていた・・・。どうすれば勝てるのか・・・と。
「キャハハ、一人はツラいよねぇ。だって君以外は空を飛べないんでしょ? なんなら地上で戦ってあげようか?」
「・・・舐めやがって。構わねぇよ。あんたは絶対に倒すッ!!」
フィーダは『魔女』に剣を突き付け、強く言い放つッ・・・!!
「キャハハ!! 無理言っちゃって。いいの? たった一人で私に勝とうなんて------------」
「----------おいおい、勝手に決めるなよ。誰が『一人』だって?」
瞬間、『魔女』は背筋が凍るような感覚を味わった・・・。
自分の背後から・・・確かに声が聞こえた。この声は・・・・・、
「・・・ッ!! 黒川!? なぜ!?」
フィーダが驚くのも無理はない。今の黒川は、完璧に宙に浮いているのだから。
黒川の右手には、自身の開発品の『シャイニングブレイド』が握られている・・・。
そしてよく見ると、黒川が履いている靴から、何やら凄い量の煙が出ている。
---------皆様には教えよう。これは俺が開発した、『エアブーツ』だ。
約5分ぐらいなら、空中を飛びまわれるという代物だ。
莫大な電気のエネルギーを風力のエネルギーに変えているんだ。
すごいだろう? 実は私は常時履いているのだ。
「・・・キャハハ。どうして飛べるのかしら?」
「お前には語っても意味はないだろうな。なぜなら-----------」
黒川は『魔女』に近づく・・・!! そして・・・・・・・・、
「-------------お前はここで倒すからな。」
『シャイニングブレイド』を振り下ろすッ・・・・・!!!!
「---------キャハハ。なるほどね〜。良い『読み』ね。」
「・・・何ッ!?」
黒川の振り下ろしたシャイニングブレイドを、『魔女』は横にあえて『かわした』ッ・・・!!
「・・・キャハハ!! 風で『受け止める』と思ってたかな? 残念だったねぇ。それ、『知ってる』んだよねぇ〜。」
「・・・ッ!! やはりお前はッ・・・!!」
----------やはり、お前は『あいつ』の・・・。
かわした後、『魔女』は黒川に直接、手のひらをあてて、
「--------じゃあちょっとお仕置きね。キャハハハハ!!」
そこから出た強烈な衝撃波が、黒川を勢いよく吹き飛ばしたッ・・・!!!!!
黒川は地上に向けて一直線に吹き飛ばされ、そのまま地面に強く叩きつけられたッ・・・!!!
「---------やりすぎちゃったかな? 死んだらゴメンね? キャハハハハ!!!」
----------『魔女』は笑う。彼らをあざ笑うかのように・・・。