複雑・ファジー小説
- Re: もしも俺が・・・。 『日常編』 オリキャラなどを募集中 ( No.32 )
- 日時: 2011/11/05 19:10
- 名前: ヒトデナシ (ID: j553wc0m)
「パート3」
・・・さて、今時刻は午後の4時過ぎ。
もう『もしもの世界』に行ける時間が来たようだ。
-----------だがすまない。花狩先生と袋井君の仮面ライダー話に終わりが見えないのだ。
もう何時間語っているだろうか。
------------私の眠気がすでに限界に近づいているのだが・・・・・
今日は駄目かもしれん。みんなすまない・・・・。
では皆様、
『おやすみ。』
-----------冗談だよ。安心したまえ。本当は眠いけどね。
さて、どうしようか。
俺には二人の仮面ライダー話に付き合うような体力はないしな。
・・・ん? 向こうの方が騒がしいな。事件か?
「ひったくりだぁぁーーーーーー!!!!!」
------------まじか。運良すぎるな俺。やっと解放されそうだ。
俺はとりあえず二人に事件が起きたことを伝えようとする。
・・・・が、どうやら袋井君は悲鳴を聞いてたようで、
「・・・ぼ・・・くが・・・今行くぞっ!!!!」
と言ってすごいスピードで走って行ったよ。さすが『特殊部隊』。
----------さて皆様、これから仮面ライダーファンにとって面白いものが見れるぞ。
何が見れるって? 『ヒーローショー』さ。
「どけどけぇーー!!!!!!」
ひったくり犯は今だ街中を逃走中。奪ったカバンを持ちながら、人々を避けて進む。
俺は20メートル後に引っ付いていて、袋井はもちろん先にいっているはず。先生は後にゆっくり来るんだと。
ちなみに俺が捕まえても全然かまわないのだが・・・・、
-----------彼がなぜ『特殊部隊』に所属しているか・・・理由をまだ語っていなかっただろう?
「・・・そ・・・こまでだ。ひったくり犯。」
ひったくり犯の前に立ちふさがる袋井。
さすがだな。先回りしていたのか。
「貴様、死にたくなかったらどけぇ!!!!」
そう言いつつ、すごい形相をして包丁を取り出す。
これはやばいな。凶器を持っていたか。
だが袋井がこんなことで引き下がるわけがない。
袋井はポケットから『ある物』を取り出した。
それは・・・・『仮面ライダー1号』の人形だ。
-------------みんな頭に?が出ていることだろう。気持ちは分かる。
だが、いたって真面目だ。むしろ『あれ』が一番重要なんだよ。
---------さて、いきなりだが皆さんに重大なお知らせであり、『屁理屈』を言わせていただこう。
・・・・聞いて怒るなよ? 筆者が事前に仕掛けていた『屁理屈』をひも解くだけなのだからな。
皆様は私たちの世界をどう思っている?
皆様の世界と『さほど』変わらないと考えてはいないだろうか?
だが、第1幕のこの『言葉』を思い出してほしい。
『この世界はいたって普通だ。多分君たちのいる世界とまったく変わらないだろう。』
-----------これだけを言って『意味』を分かった君は天才だ。自信を持っていいと思うぞ。
では答え合わせをしよう。率直に言おう。
この世界は『君たち』から見れば、『普通ではない』。
----------と言うことだ。?がいっぱい出ていることだろう。詳しく言おう。
つまり、私から見ればこの世界の『異常性』は『普通』であり、また君たちから見れば『普通でない』とそういうことだ。
答えのヒントは二つある。
一つは『多分』という言葉。
実は私は君たちがどんな世界で住んでいるかは『知らない』のだよ。
だから確信はできないから『多分』という言葉を使った。
もう一つは、『だろう。』。
これも一つ目の理由とまったく同じ、確信がないから使ったのだ。
----------お分かりいただけたかな? すごく『屁理屈』だろう?
だが、著者はすでにこれを『用意していた』のだ。そこのところは理解してくれ。
さて、本編にもどろう。つまり『普通の世界ではない』ということは何とかお分かりいただけたかな?
だって俺だって『普通ではない』だろう? まぁ俺は普通と言い張るが。
そして袋井も普通ではない。特殊な能力を持ってる。
それは・・・・・、
「・・・行け。仮面ライダー1号!!!!」
そう言って、仮面ライダー1号の『人形』を高く上に放り投げる。
そしてそれが光に包まれ、『誰か』が降り立った。
それは・・・・・なんと仮面ライダー1号だ。
正真正銘、実体の仮面ライダーだ。
袋井の能力は、『特撮モノなどのおもちゃにそれ同様の力を与える』というものだ。
つまりヒーローのおもちゃを本当にヒーローにしてしまうのだ。
-----------だから言っただろう? 『ヒーローショー』だって。
さて、事件はすぐに解決したよ。
袋井の召喚した仮面ライダー1号があっさり犯人を捕まえてしまった。
-----------改造人間だからな。やっぱりヒーローは強いよ。
その後先生と合流し、能力を知った先生はまたテンションが上がって・・・・・
「もっと語ろうぜ!! 詳しく教えてくれよ!!」
・・・・と言って、二人でどこかに行ってしまった。
-------------やれやれ。趣味が合うってのは良いもんだ。
だけど・・・・・
---------------よかったな。花狩先生。袋井。
-------------第5幕 完-----------------