複雑・ファジー小説

Re: もしも俺が・・・。 『アンドロイド編』 オリキャラなど募集中 ( No.33 )
日時: 2011/11/05 21:40
名前: ヒトデナシ (ID: j553wc0m)




        --------第六幕『もしも俺がアンドロイドの世界に行ったのなら・・・・・。』--------





    
     さぁ皆さん。お楽しみにしていた『もしもの世界』に行く時間が来ましたよ。




  --------そんなに楽しみにしていない? そんな悲しいことを言わないでくれよ。



   私たちが今回、行く『もしもの世界』は・・・・・




      ------------『アンドロイドの世界』だ。










   なぜそのような世界に行くのか? 無論、興味を持ったからだ。それ以外に理由はない。



  --------理由になっていない? まぁいいではないか。



    ちなみに、時刻は日曜日の午前8時。
 
 結局、花狩先生と袋井と別れた後、家に帰って寝てしまったよ。すまないね。



    今日一緒に行くのは、霧島一人だ。

 ---------水島は急用があるようだ。男だけでむさぐるしいが仕方なかろう。









   ----------では、さっそく行こうか・・・・。


















      さぁ、着いたよ。二回目だから少しは慣れたかな?

   まずは、皆様にも分かりやすいように周りの環境の説明から始めていこうか。

 


  俺が今踏んでいる地面は『砂』。コンクリートではない。つまり、『砂漠』だ。
 砂の地面が辺り一面に広がっていて、砂漠と言っても過言ではない。
 風によって砂が舞い上がり、まるで雨のように砂が降ってくる感じだ。

 だが、建物はある。ビルはないが、小さい民家や店はある。
 そしてそこら中には人間型ロボット、つまりアンドロイドがいる。

 アンドロイドの見た目は、人間に確かに近いが、見た感じはやはりロボット。
 『作られている』という感じが見ればすぐに分かる。



  -----------だが一つ、何かが違うな・・・。



  そう思っていると、ふと霧島が口を開く。


   「なぁ黒川。アンドロイドの中にも、笑ったりしてるやつはいる。感情はあるんだよなぁ。でも・・・・」


  そこまで言うと、霧島は周りを見渡す。 
  そして、ある二人のアンドロイドを見て、

   
   「・・・・なんか全体的に暗いよな。どう見ても何かある。」


   と言う。




  --------------やはり霧島も気付いたか。確かにそうなんだよな。




   さっき霧島は笑ってるやつがいると言った。
  でもそれは本当のごくわずか。上手くはいえないが・・・・、


  まるで『上下関係』がはっきりしているようだ。いや、何かに支配されていると言った方が正しいかな?


  

   そんなことを考えていると・・・・・・・





   「ねえ、あなたたちはだあれ?」



  ------------ん? 後ろから声が・・・。


  そう思って俺と霧島はふっと振り返る。

   そこにいたのは、少女。

  見た目は俺たちより年上だろうか? 大人っぽいな。スタイルもかなりいい。
 身長は俺らと同じぐらいの170程度だろうか。

 腰ほどまである長いレモン色な髪、透き通ったサファイヤみたいなきれいな瞳をしている。
 あっさりしたワンピースを身にまとっている。



    「ん? あれ? 人間?」

  霧島は黒川と少女を交互に見ながら、気の抜けた声で言う。


    「そうだよぉ? ティアナはニンゲンだよぉ!!」
    
    「ティアナ? 誰だそれ?」


  霧島は首をかしげながら少女に問いかける。


    「え?だあれって? ティアナ!!」

  と言って少女は自分を指さして言う。


 ----------なるほど。彼女の名前がティアナと言うのか。



    「お兄ちゃんたちこそだあれ? 髪の毛もおめめも地味な色ぉ。。」

    「うっ・・・・なかなか毒舌だなお嬢ちゃん。」


  霧島は内心気にしつつも、笑顔でなんとかごまかす。
  確かに地味だけどな。まぁ仕方ないだろう。



    「ティアナはねえ、今日おたんじょうびなんだよぉ。10歳になったんだぁ。」



  ---------へぇー。10歳の誕生日かぁ。それはおめでたいなぁ。



    ん? 今日が10歳の誕生日? この大人っぽい子が!?










   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

































   ----------------------------ええっ!? うそーん!?





    「なぁんだぁってぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!!」







  -----------霧島。お前の気持ちはよくわかる。てっきり年上かと・・・。




     
    「・・・? どおしたのぉ?」


  ティアナは首をかしげ、目をパチパチとまばたきする。

 




    「ふ・・・・ふははははは!!!!!!」


  -----------どうした霧島? ついに頭がイカレたか? いや、もともとか。


   霧島は笑い終えると、ゆっくりと黒川の隣にいき、ティアナに聞こえないように小声で話す。



    「黒川・・・・・俺は決めたよ。」


  ------------どうした? こいつの表情なんか決心がついたみたいな顔してるぞ?


















  






      「俺は・・・・この子を嫁にもらう。」






































   ---------------------なんだってぇぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!