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　　　　　--------第二十幕『もしも俺が名探偵コナンの世界に行ったなら・・・・・続編。』--------







　　　　　　　　　　　　　「パート１。」








　　　　　「------------誰かがこの名探偵、毛利小五郎様を試している・・・だとぉ？」




　　　---------いや、毛利さん。私は決してあなたを・・・とは言っていないのだがなぁ。




　　　　　「でもお兄さん。一体なんのためにそんな事を？」



　　　　　「ふむ・・・意図は私にも分からない。が、試しているのは確かだ。そうでなければわざわざ『使っていない』ロープをここに置いていく必要がないだろう？　天井にすれた跡があるところを見ると、犯人は違うロープを使った可能性が高いな。」



　　　　　黒川は冷静に、そしてスラスラとコナン君達に説明をしていく。
　　　　







　　　　---------ちなみに、その姿を見ていた紫苑と花狩先生はというと・・・




　　　　「わぁー黒川クン、あいかわらず冷静な推理だねぇ。そんなことしなくてもボクの占いで犯人なんて分かるのになぁ♪」

　　　　「・・・紫苑君。間違ってもそれはやっちゃダメだぞ。この話が面白味もなく終わってしまうからな。」




　　　　　--------という会話をしていたそうだ。怖いなぁ。

















　　　　その後、私たちは聞き込みや現場の調査などを行うことにした。

　　　とりあえず今私たちが分かったことは、犯人はこのホテルの誰かだということぐらいだ。あとはロープを持っている・・・ぐらいだ。


　　　ところがどっこい。後に持ち物検査をしたところ、ロープを持っている住人はたしかに一人『いた』。
　　　・・・が、そのロープには傷はおろか、使われた形跡すらない新品のモノであった。





　　　　　・・・でもだからといって『犯人』がいないわけではない。






　　　　-------それはなぜか？　先ほども言ったように、誰かが私たちを試しているからだ。

　　　　　　つまり逃げた、とは考えづらいのだ。かならずこの中にいる・・・！！





　　　　　ちなみに、このホテルにいた人たちのリストを記しておこう。




　　　　・　『江戸川 コナン（えどがわ こなん）』
　　　　・　『毛利 蘭（もうり らん）』
　　　　・　『毛利 小五郎（もうり こごろう）』
　　　　・　『山田幸子　(やまだ　さちこ)　４８歳　３０２号室の住人』
　　　　・　『山田聡　(やまだ　さとし)　７２歳　３０２号室の住人』
　　　　・　『鈴木昇　(すずき　のぼる)　３５歳　２０３号室の住人』
　　　　・　『ゴーリキー桃山　(ゴーリキー　ももやま)　２３歳　２０１号室の住人』





　　　　--------とまぁこんな感じだ。つまりこの中の誰かが犯人だ。





　　　　　　　皆様のアリバイ・情報も一応乗せておこうか。




　　　　・　コナン君・・・(室内で待機。)
　　　　・　毛利蘭　・・・(室内で待機。)
　　　　・　毛利小五郎・・・(室内で飲酒。)
　　　　・　山田幸子・・・(三階の廊下で息抜き)
　　　　・　山田聡　・・・(部屋で昼寝)
　　　　・　鈴木昇　・・・(旅館を離れ、自然鑑賞。ロープ所持。)
　　　　・　ゴーリキー桃山　・・・(鈴木氏と一緒に行動。)








　　　　--------犯人はかならずこの中にいるはずだ。皆様も一緒に考えてみてはどうかな？









　　　----------いや〜楽しくなってきたなぁ。私もコナン君に負けないように推理するとするかな？　はっはっは。