複雑・ファジー小説
- Re: もしも俺が・・・。 『マル秘会談!!』 オリキャラなど募集 ( No.370 )
- 日時: 2012/03/16 15:58
- 名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
「パート2。」
まず私が気になった点、それは犯人がどのようにしてここを抜け出したのかという点だ。
もちろん、ロープという可能性は高いのだが、問題は使った跡のあるロープを誰も所持していないこと。
・・・・いや、待てよ。そもそも、犯人はわざわざ二本ロープを『持参』してきたのか?
それは無いはずだ。それだとわざわざ現場に決定的証拠を残している事になる。
----------つまり、あのロープはこの旅館のどこかで手に入れたということか。
その後、私はコナン君に推理の一部を話した。
もちろん、自己紹介を済ませておいたよ。そして、私たちが別の世界から来たことも言った。
無論、最初は信じてもらえなかったよ。
でも、私が『コナン君=工藤新一』であることを話すと、多少だが信じてもらえた。
----------まぁ同時に黒の組織の仲間かと疑われたけどね。
「--------でだコナン君。君の今の推理状況を聞きたいのだが・・・。」
旅館を出て、周りに人がいない静かなところで、黒川はコナン君に尋ねる。
コナン君は少し頭をかき、険しそうな表情で・・・・、
「・・・なーんかこの事件、いろいろ引っ掛かるんだよなぁ。」
「何がだ?」
「なんというか・・・どう推理しても確証にたどり着けないんだよな。」
「確かに。まるで不完全のパズルをやっているように・・・な。」
「ああ。でも一応、俺は大体の推理はできた。これぐらいしかないからな。」
「ほぉ。さすが名探偵だな。では、おなじみの小五郎さんタイムか?」
「・・・まぁな。もし万が一間違ってても、おっちゃんの株が下がるだけだしな。」
「おいおい・・・意外と黒いなコナン君。」
「バーロー。俺だって結局恥かくんだ。一緒さ。・・・じゃあ先に行ってくるぜ。」
「了解した。私は少し気になることを調べてみようと思う。」
「あいよ。」
そうしてコナン君は旅館に戻っていった。
残った黒川は、旅館の周辺に何か証拠は落ちてないか探索しようとしたとき・・・・、
「おーーい、くーろかーわクーン♪」
と、陽気な感じで紫苑は私を呼んだ。
「どうした? 何か分かったのか紫苑?」
「まぁねー♪ さっきね、占ってみたのよー。」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
-----------終わった。コナン編終わった。読者の皆様、コナン編をご視聴いただき本当に・・・・・
「--------って、勝手に終わらせないでよー!! ボクもさすがにそこまで空気を読めないわけじゃないからね?」
---------紫苑、もういいんだ。お前の占いは100%当たる。お前はもう犯人を『分かってしまった』のだな・・・。
「そしてビックリしちゃったー。ボク、犯人は『分かったけど分からないんだ』♪」
----------んん!? なんだって? 何を言っているのかさっぱりなんだが・・・。
「つまりさぁ------------------------」
------------場所は変わり、ここはホテルのある一室。
そこに黒川と紫苑以外の全ての人が集まった・・・。
「----------ええ、ゴホン。皆様お待たせしました。事件は解決しました。」
毛利小五郎の言葉にその場の人は一瞬無言になる。
そこで焦ったように目暮警部は・・・・、
「ほ・・・本当かね毛利君!? いつものように眠らなくて大丈夫なのかね!?」
「大丈夫です。ご安心を警部殿。」
そう言って、小五郎はスッと立ち上がり、
「この事件の正体・・・・・それは-------------」
誰もが小五郎の言葉に耳を傾けた。
そして小五郎も大きく息を吸い、言い放った・・・。
「----------これは事故です!! 紛れもなく殺人に見せかけた事故です!!」
---------------えええぇぇぇーーーーーー・・・。
・・・その場にいたみんながこう思った事であろう。
『ダメだこりゃ。』・・・と。
「---------毛利君!! 君の推理は一体どうなっているのかね!?」
「警部殿!! これはれっきとした事故です!! きっとストレスか何かで自分をナイフで痛めつけたのでしょう。」
「では毛利君、ロープの意図は?」
「首つり自殺をしようとして諦めたに違いありません!!」
「では何のために自殺を!?」
「そこは大人の事情です!! 人生嫌なことの一つや二つあるでしょう!?」
---------わーお、こりゃヒドイな。
その場にいた花狩先生も思わず苦笑い。誰もがこりゃダメだと思ったその時、
-----------みんなには見えない小さい針が、小五郎の首に直撃したッ・・・!!!
「うぎゃッ・・・・・来ました・・きましたよー・・・。」
そう言ってその場の椅子に座り込み、眠る小五郎。さぁて、ここから始まるぞ・・・。
---------------名探偵の推理が!!!
「皆様、今のはちょっとした余興です。本当の推理はこれからです。」
「おお、来たか毛利君。ではさっそく初めてくれ。」
小五郎(コナン君)はゆっくりと語り始める・・・・。
「---------この事件、紛れもなく誰かによって行われた殺人事件です。」