複雑・ファジー小説
- Re: もしも俺が・・・。 『霧島は恋をした。』 オリキャラなど募集 ( No.38 )
- 日時: 2011/11/06 20:30
- 名前: ヒトデナシ (ID: j553wc0m)
「パート2」
霧島、お前は自分で何を言ったのか分かっているのか?
『嫁にもらう』・・・だと!? 何を考えているんだこいつは。
---------------少しの間、黒川と霧島の男の子会議にお付き合い下さい。---------------
「何を考えている霧島!?」
「何ってそのまんまだ!! 黒川、俺はこの子と将来を共にする。」
「何言ってんだ。ここはもしもの世界だぞ!? どうやって連れて帰るんだ?」
「そこはお前が何とかしてくれ。」
「できるか!! ところでなんでお前はそんなに彼女を気に入ってるんだ? あいつはまだ謎が多いやつだぞ?」
「まずは一目ぼれってやつだ。そして決め手は・・・・・年齢だ。」
「年齢?」
「そうさ。よく考えてみろよ? 10歳であの大人っぽさ、そして抜群のスタイル。高校生でもなかなかいないぞ?」
「逆に考えろ!! 10歳だぞ!? 手を出したらお前はみんなからロリコンと呼ばれる人生に変わるぞ!?」
「ぐわぁぁ、それはきつい!!! ・・・いや、見た目が高校生だからみんな分からないはずだ!! 分からなければどうということはない!!」
「どこぞの赤い彗星だお前は!! ・・・だが一理ある。」
「だろ!? 特に胸がなかなかのもんだぞ? やべえよ!! mんsじいjhj・・・」
「落ち着け霧島!! 何喋ってんのかわからんぞ!?」
「おっと、すまない。つい興奮してしまった・・・。」
「なんでコウフンしたのぉ?」
「霧島、それじゃあお前は本当の変態だぞ?」
「ええぇーい、いいんだ!! 俺はティアナちゃんを嫁にするって決めたんだよ!!」
「ヨメってなあにぃ〜?」
「ほら、彼女が困ってるじゃないか。」
「どこがだよ!! てかティアナちゃんはちゃんとあっちに・・・・・・てあれ?」
---------------男の子会議終了--------------------
「おわあぁ!! いつの間にいたんだよ!? てかモロ話を聞かれてたじゃねぇのか!?」
「えへへ。ヨメってなあに?」
---------------自然すぎて全く気が付かなかった。いや、熱く語りすぎたせいか。
というか、そんなこと言ってる場合ではない。いろいろ聞きたいことがあった。
「いいかティアナちゃん、嫁ってのはな・・・。」
「霧島、その話はもういい。君はなぜ人間なのにここにいるんだ?」
俺はとりあえず一番気になっているこの質問をティアナにぶつけた。
無論、皆様も不思議に思ってたはずだ。
なぜ『アンドロイドの世界』なのに人間が存在しているのかということに。
その質問を聞いたティアナは、
「ん〜? ティアナはもともとここの住人だよぉ? ここにいるアンドロイドはほとんど私が作ったんだぁ。」
えっへん、といった表情で俺たちを見て言う。
この子が!? そんな実力を持ってるようにはとても見えない。
それにそうだとしてもおかしい。
なぜこの世界に『物語』が存在しているんだ!?
俺は確かに『アンドロイドの世界』に行きたいと願った。
だが、具体的なイメージがあったわけではない。
『ドラえもんの世界』みたいにはっきりイメージしたわけではない。
でも明らかに、ここはただアンドロイドだけが普通に生活している世界ではない。
まるで『一つの物語』として出来ている世界じゃないか?
・・・そんなことあるはずはない。俺はイメージしていないのだからな。
たとえ童話や絵本、アニメや本で実際にあった物語だとしても、俺がイメージしないとその世界には行けないはず。
なにが起こっている!?
---------------いや、可能性があるとすればここは『オリジナルの世界』なのかもしれない。
『実際は元の話やネタが存在しない世界』なのかもしれない。
この能力が『勝手に』世界を創造したのかもしれないな。
確かにそれも『もしもの世界』としては成立する。
--------------まぁ分からないことに推測を立てても今は仕方がない。
とりあえず・・・・・今知りたいのはこの世界にいるアンドロイドの『異変』についてだ。
「今、この世界にいったい何が起きているんだ?」
とりあえず事情を知らなければ、俺たちは『救う』ことができない。
--------------------何? この世界を救う気でいるのかだって? 当然だろう。
これでも俺は困っている人をほおってはおけないタチなんだ。
------------------いや、人じゃないか。まぁどっちでもいい。とりあえず救うのだよ。