複雑・ファジー小説

Re: もしも俺が・・・。 『マル秘会談2!!』オリキャラなど募集 ( No.380 )
日時: 2012/03/21 20:34
名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode





            「パート3。」





    「やはり殺人事件か毛利君。説明してもらえるかね?」




     その場にいた全ての人に緊張感が走る・・・。

    否、今から始まるのだ。眠りの小五郎(コナン君)による本当の推理が・・・。







    「----------まず、私が気になったのは現場にあったロープでした。


      そのロープを一体どこから入手したのか、まずはそこから探りました。
     持参してきたというのは考えづらい。わざわざ現場に証拠を残すような事をするでしょうか?




      調査の結果、ロープはこのホテルから入手されることが分かりました。








     そのロープは・・・全ての部屋に用意されている緊急用のロープなのです。」










     -------その言葉に疑問を持ち、驚いたのは目暮警部だった。






    「なんだって毛利君!? だが、この部屋を隅々まで探したが、そんなものはなかったぞ!?」


    「それが犯人の狙いです、警部。現場に残されていたこのロープ、それは『元々現場に設置されていた緊急用のロープ』なのです。」


    「まさか・・・ということは・・・。」




    「ええ、つまり我々は現場しか調査しなかったため、『他の部屋にもロープがある事』に気付かなかったのです。」







      --------その言葉に全ての人が唖然とした。

     本当にさっき変な推理をしていた人と同一人物かと疑う人もいるほどだ。(実際はコナン君ですww)






    「犯人は『あえて』ロープを見つかりやすいところに置き、我々にこれはフェイクなんだと『思わせた』のです。



    「で・・では毛利君、他の部屋のロープを見れば犯人が分かるのでは・・・。」



    「その通りです警部。犯人の部屋のロープはかならず使った跡があるでしょう。ですが・・・これだけではありません。

















     --------実はそのロープ、三階のフロアを移動するほどの長さしかないのです。」








       その言葉に全ての人が驚愕した・・・!!
      思わず目暮警部も声を荒くし、小五郎に問いかける。



     「なんだって!? それは本当かね毛利君!?」



     「間違いありません。先ほど試しました。それにそのロープは、元々三階にある非常階段に行くためのロープです。


     いわば本来、『そこに行くためだけの』ロープであり、長さは三階を移動できる長さしかないということです。







    ---------そして、これだけで犯人はすでに絞られましたね。ですがもう一つ、決定的な証拠があります。」





     「なんだね毛利君!? その決定的な証拠というのは?」



    目暮警部だけではなく、全ての人がその『決定的な証拠』に興味をしめす。
    花狩先生に関しては、コナン君の名推理に開いた口が塞がらないほどだ。






     「警部は知らないと思いますが、皆様・・・よく思い出してください。我々は、なぜこの事件に気が付けたのか?」




     その言葉に一同は頭を抱え、思い出そうとする・・・。



    ---------そして花狩先生は真っ先に気が付き、発言した・・・。
















      「--------------女性の悲鳴だ。俺は確かに女性の悲鳴を聞いて現場に来た。」







     ----------その時一瞬、コナン君の顔がニヤリとしたのが見えた・・・!!






      「そう、我々は女性の声を聞き、現場の渡辺さんの殺害に気が付いた・・・。ですがここでおかしい事が一つ。
















     なぜ、女性は悲鳴をあげたのでしょうか? 現場には最初、鍵がかかっていて、中の状況は見れないはず。

    殺害された渡辺さんは男。ですから渡辺さんの悲鳴ではない。ですが我々の聞こえた悲鳴は確かに女性。もう分かりましたね?








    ---------悲鳴をあげたのは、その時現場にいた犯人。その意図は、皆様に殺人を気付かせるため。


   だが犯人は決定的な証拠を残してしまった。自分を『女性』だとばらした様なもの。」






     そこまで言うと、その場はシーンと静かになり、そして・・・・













     「犯人は『三階の住人』であり、なおかつこの旅館にいた、たった一人の『女性』。よって犯人は-----------」




























     「-----------そこまでだ、毛利さん。その推理は97点だ。」






      みんなの視線が声がした入口の方に向けられる・・・。

       そこに立っていたのは・・・黒川と紫苑。




        皆様、長らくお待たせしました・・・。



       -----------ここからは私、黒川の独断推理だ。







       「な・・・君はさっきの・・・。」




      目暮警部は驚きでそれ以上言葉がでなかった。
     そして何より、それ以上に驚いたのはコナン君だった。
     自分の推理が97点とはどういうことなのか、疑問に思っていた。




       「おお、黒川君。君も推理をするのか?」


       「ええ、花狩先生。期待していてください。面白いモノが見れますよ。」


       「・・・? どゆこと?」


       「まぁ黒川クンに任せようよー♪」












      ---------さぁ皆様、第20幕の延長戦の始まりだ。



    皆様からしてみれば少し退屈に思えるかもしれないが、許していただきたい。






     だがその代わり、前代未聞の私の推理を次に発表しよう・・・。





         コナン君には出来ない、



      『未知の可能性』を考えた名推理を・・・!!!