複雑・ファジー小説
- Re: もしも俺が・・・。 『惚れた女のために』 オリキャラなど募集 ( No.42 )
- 日時: 2011/11/08 20:51
- 名前: ヒトデナシ (ID: j553wc0m)
--------第七幕『もしも俺がアンドロイドの世界に行ったのなら・・・・・続編。』--------
「パート1」
さて、ではさっそく『王様』のいる城に突入しようと思うのだが、一つ問題ができた。
それは、城の入り口は大きい門で塞がれているということ。
近くにはちゃんと指紋を認証する機械があり、それをすることで本来は入れるのだろう。
だが私たちは無理だ。しかしその時、
「じゃあティアナが開けてくるよぉ〜。それぇー!!」
という掛け声とともに、ティアナは大空高く舞い上がっていく。
---------この子・・・空を飛べるのか!? すごいな。興味深い・・・。
----------だからといって惚れたりしないからな!? 水島一筋なのだよ俺は。
高く舞い上がった彼女は軽々と門を飛び越え、そして内側から門を開けてくれたのだ。
「さすがティアナちゃん!!」
「えへへ〜。」
霧島が褒めると、ティアナはニコニコと笑顔で笑い返す。本当に助かった。
さて、城の中への侵入は成功したが、残念ながら侵入したのがバレてしまったようだ。さっきから警報が鳴り止まない。
城の中はすごく広くて、まるで全てが金で出来ているようにピカピカだ。中心には階段がある。
ティアナの話だとその階段を登り切った先に廊下があり、それを道なりに進んでいくと『王の間』があるらしい。
俺たちの目的地はそこだ。
---------そしてさっそく現れた。アンドロイド達だ。
「なぁティアナちゃん、こいつらって強いのか?」
霧島は向かってくるアンドロイド達を見て言う。
「ううん、あの子たちはそこまで強くないよぉ。でも気を付けてね、キリちゃん。」
「おう。・・・って、き・・・キリちゃん!? キリちゃんって俺のことかぁ!?」
「うん!!」
-------------ちょ・・・!! 思わず吹いてしまった。
キリちゃんか。私もそう呼ばせてもらおうかな?
「じゃあ黒川はなんだよ!?」
「えっとねぇ、クロぽん!!」
「ぶはっ・・!! く・・・ははは。 そいつは最高だ!! はははは!!」
-----------霧島、俺は今お前を思いっきり殴りたいよ。
「はは・・・まぁそれは置いといてよ。とりあえず-------。」
霧島は近づいてきたアンドロイド1人を、まず右のこぶしで殴り飛ばす・・!!
「雑魚には興味ねぇなぁ!!! クロぽん、とりあえず先を急ごうぜ!!」
---------------お前・・・ワザと言っただろ?
・・・まぁいい。なんか久しぶりだな。喧嘩みたいなことするのは。
-----------------皆さんは俺がただのインテリ科学者だから喧嘩なんてできないと思ってはいないだろうか?
それは違う。むしろ私は何度も『経験』している。
そこにいる霧島はなかなかの喧嘩好きでね。よく喧嘩してたものだ。
------------そしてなおかつ、強さでいうなら俺も霧島もかなり強い方だ。
俺たちがアンドロイドの大群をなんなく蹴散らしながら、とりあえず階段を登っていく。
登った先には、ティアナの言うとおり廊下があり、これがまた長い。
そしてようやく『王の間』が見えた。
だが、その『王の間』に行こうとしたとき、
「あっ・・・あれは。気を付けてぇ!! あの二人は強いよぉ!!」
突如立ちふさがる二人のアンドロイド。
霧島の前には刀を二本持ったアンドロイドが、
そして黒川の前には何も持ってはいないが、その分ガッチリとした体系のアンドロイドが立ちふさがった。
「その子たちは『王様』の側近としてティアナが作った戦闘用のアンドロイドなの。さっきの子たちとは違うよぉ!!」
ティアナはピョンピョンと飛び跳ねながら、必死に危険だということを伝える。
それを見た霧島は、ティアナに笑顔を見せ、
「心配は無用だ!! なぜならッ-----------」
霧島がまず一歩を踏み出すッ・・・!!
それを見たアンドロイドは霧島に即座に刀を振り下ろす。
それは見事に空を切り、懐に入った霧島は力いっぱいの右ストレートで・・・
アンドロイドの顔面を跡形もなくぶち抜いたッ・・・!!!
また、霧島が一歩踏み出したと同時に、黒川も一歩踏み出すッ・・・!!
アンドロイドはその自身の太い腕を力いっぱいに引き、一気に黒川に向かって殴りかかる。
その攻撃は黒川の華麗なステップによって無残にも空を切る。
それによって体制を崩したアンドロイドの腹に向けて、右のこぶしで渾身のボディブローを放ち、
見事にアンドロイドの腹を突き破ったッ・・・!!!
勝負はすぐに決まった。まさしく瞬殺だった・・・。
「すごぉい。ティアナのアンドロイドがいとも簡単に・・・・。」
同時に鳴り響く『ガシャアァアァーーン!!』という、二人のアンドロイドが倒れる音。
立っているのは、もちろん黒川と霧島の二人。
「ティアナちゃん、こんなんじゃあ俺に襲われちゃうぜ? これからはもっと強いのを作っとかないとな。」
「・・・霧島。そういう発言は控えておけよ? それじゃあ変態だぞ?」
この二人は止まらない。
いや、止まれない・・・・!!!!