複雑・ファジー小説
- Re: もしも俺が・・・。 『シュート秘話』 オリキャラなど募集 ( No.76 )
- 日時: 2011/11/20 09:08
- 名前: ヒトデナシ (ID: j553wc0m)
「パート2」
さぁ、着いたよ。
ここが『魔法が使われている世界』だ。俺は今どうやら町の中心にいるらしいな。
-------------なんかすごいな。まるで未来のドラえもんが住んでるかのような世界だ。
辺りを見ると、そこは私たちの世界よりもはるかにハイテクだ。
ビルはもちろんたくさんあり、空を見れば車がそこらじゅうを走っている。(飛んでいると言った方が正しいかな?)
そこらへんにはロボットがたくさんいる。
町の掃除をするロボット、店を経営するロボットなどいろいろだ。
まさしく別世界。これが魔法によってもたらされた産業の発展・・・といったところか。
------------町の人を見てみると、皆が当たり前のように魔法を使っている。いいなぁ。俺も使いたいよ。
「おい黒川、見てみろよ。なんかあっちの方騒がしいぞ。」
・・・・ん? 確かに・・・・。行ってみるか・・・。
「----------私に触れるな。あっちに行け。」
「そういうわけにはいかねぇ。死んでもらうぜ。」
---------なんだなんだ? 顔は見えないが、マントを羽織った子が大勢の大人に囲まれている。
なんかいかにもやり合いそうな感じだな・・・。
マントを羽織った子はその大勢の大人を無視し、さっさと立ち去ろうとする。
・・・が、一人の男が肩を掴み、
「おっと。どこに行くんだ? まだ話は終わってねぇ。」
と言った。 だがその直後、マントを羽織った子の声が、急に鋭くなった・・・・。
「私に---------触れるなッ!!!」
その瞬間、マントを羽織った子の右手から、大量の電気が放出されるッ・・・!!!
「グァアアーーー!!!!」
男はまる焦げになり、その場に倒れる。 それを見た仲間は・・・・
「-------キサマァーーー!!!!」
その子に襲いかかるッ・・・!!! 数は・・・4人。
------------まずいな。行くか。
「・・・おい黒川、あれはやべぇぞ!! 助けに行くぞ!!」
「・・・黒川君なら、もう行ったよ? ほら。」
水島が指した方向には、すでに動き出していた黒川が・・・。
「・・・ああもう!! はえぇなチキショーが!!」
霧島も追いかける・・・。
「燃えろッ!!!」
大人A(仮にこう名付けておく。)は手から炎を作り出し、それをマントマン(マントを羽織った子のこと)に投げつける。
それをひらりとかわし、マントマンは『何か』を作り出した。
それは・・・・光に包まれた『剣』だ。
「---------はぁぁッ!!!」
マントマンの剣は、大人Aの身体を引き裂いたッ・・・!!!
悲鳴とともに倒れ、赤く染まる光の剣・・・。
「隙アリだぁ!!!!」
「・・・ッ!!」
マントマンが大人Aに気を取られている間に、大人Bに背後を取られた・・・。
その手には、氷で作った剣が握られていた・・・。
「・・・ちッ!!!」
ガードが間に合わないと判断した・・・。マントマンには防ぐ術はない。
------------そこに・・・・
「グホァァ!!!」
------------俺、参上!!! ・・・・とまぁこんな感じだ。
大人Bには、とりあえず退場してもらったよ。(正確に言うと、殴り飛ばした。)
「・・・・貴様はいったい・・・!?」
・・・まぁ話は後だ。とりあえず残りの二人を・・・
「てめえ・・・何もんだぁ!!!」
大人Cは周りに氷の塊を展開し・・・・
それを俺らに向かって飛ばすッ・・・!!!
---------確かに魔法はすごいとは思うが・・・・
「-----------おそいな。」
黒川はスラスラとかわす。そりゃそうだ。人間のパンチに比べりゃあ遅いからなぁ。
-----------それに、俺は動体視力、反射神経はかなり自信がある方でな。
喧嘩がすこぶる強い霧島と互角ぐらいだと思っているよ。
そして一気に近づき・・・・ 右ストレートで殴り飛ばすッ・・・・!!!!
「グゲェ!!!」
大人Cも戦闘不能。 後は大人Dだが・・・
「おいおい黒川。俺の獲物はこれだけか?」
遅れて到着した霧島がボコボコにしたみたいだ。とりあえず一件落着だ。
魔法が使えるからといって強いわけではないみたいだなこいつら。
-------------その程度じゃ、普通の人である俺にすら勝てんぞ?