複雑・ファジー小説

Re: もしも俺が・・・。 『聖なる力。』 オリキャラなど募集 ( No.99 )
日時: 2011/11/24 21:09
名前: ヒトデナシ (ID: j553wc0m)







         「パート2」








   -----------なんで・・・・私なの!?







 私は・・・何もしていないのに・・・・。悪いのは全部『ガロン』なのに・・・。



  なぜ私が・・・・・『人殺し』なの・・・・・?

















   私は以前、いたって普通の生活をしていた。友達だってそれなりにいた。




  ---------でも・・・ガロンが来てからすべてが変わった・・・。




   私の中には、普通の人にはない特殊な力がある。
   私はそれを『聖なる力』と呼んでいる・・・・。

 この力は凶悪だ。だから私は、この力を自分の体の中に封印していた。







 だがある日・・・・この力を狙う、ガロンが現れた・・・・!!!


 彼は特殊な装置を使い、私の力の封印を強制的に解除した・・・。














 ---------そして気付けば・・・・私は町の『全て』を滅ぼしていた。その力で・・・・自分の親すらも・・・。





















    『この町も人も・・・・・すべてこの化け物の仕業だぁッ!!!!!』









      そしてガロンは全国に言いふらした・・・。

   私を孤立させるために・・・。そして後にこの『聖なる力』を手に入れるために・・・。













      ・・・・・なんでなの?



  私は悪くないのに・・・・なぜみんな遠ざかるの!?



      嫌だ・・・・。

















     『私を・・・・・・見捨てないで・・・・・』



















   「---------イヤアアアアァァーーーー!!!!!」










  ルエの周辺には、きれいな光の球体が展開されている・・・・!!!


 まるで・・・・俺たちを含む全てを『拒んでいる』ようだ・・・。





     「くッ!! これはやべえぞ黒川ァ!!!」





  今、俺たちの周辺は突風が吹いている。
 それは、ルエの強大すぎる力が生み出す衝撃波のようなもの。



   しかもそれがどんどん強大になっているのだ・・・!!




 ガロンはこう言っていた・・・。『近づいても近づかなくても死ぬ。』とな。



  おおよそ、ルエの力で俺たちもろとも、町すらも吹き飛ばすつもりだろう。








      なら・・・・・・・・






    「霧島ッ!!! 止めるぞォ!!!」


    「んなことは分かってらァ!!!!」







    黒川と霧島は、ルエに向かって行く・・・!!!!


    そして、二人同時にこぶしを握り締め・・・・、









     『目を覚ませええぇぇッ!!!!!!!!!』 








   同時に思いっきり、ルエを囲む光の球体を殴るッ・・・・!!!!!





     だが・・・・・・・、








     「・・・・・ッツ!!!!!」




  二人のこぶしは球体を壊すどころか、逆にこぶしを引き裂かれてしまった・・・!!!







     「ダレカ・・・・ワタシノソバニイテェェーーーー!!!!!」


     「ぐわッ!!!」






  ルエの放つ衝撃波に、二人は吹き飛ばされてしまった・・・。






 --------くッ!! ダメだ・・・・。何か手は・・・・。




     そう黒川が考えていると、




    「おい水島、あぶねぇぞ!?」


    「大・・・丈夫。私が説得するから・・・。」




    水島がゆっくりと、ルエに向かって行く・・・・。



   水島は強い風に必死に逆らい、そしてルエの近くまでたどり着いた。

    そして・・・ルエに向かって言った。






    「さっきので・・・確信したの。あなたは・・・ただ誰かにそばにいて欲しかったんだよね・・・・。」






   そしてゆっくりと光の球体に触れる・・・!!!







     「・・・くうッ!!!!」


     「ヤメロ!! ワタシニチカヅクナミズシマ!!!」






  光の球体に触れれば、水島の身体は傷ついてしまう・・・・。

  もうワタシハ・・・・誰も傷つけたくない・・・・!!!






    「モウイイ!! ワタシハ・・・・ヒトリデモ・・・」


    「そんな悲しいこと・・・・言わないでッ!!!!!」


    「ミズ・・・・シマ!? ナゼオマエハワタシヲ・・・?」










  ----------そんなの・・・・決まってるじゃない・・・!!!























    「友達だからにッ・・・・決まってるでしょッ!!!!!」








    「・・・ミズ・・・・シマ・・・・!?」







    「だから-------------
















    







     戻ってきてよッ!!! ルエちゃんッ!!!!!」

































        ああ・・・・そうか・・・・・。








       私は----------


















         もう一人じゃない。





















    ルエの光の球体は音を立てて壊れた・・・・・・。




   ルエはその場に倒れこんだ。水島が急いで抱きかかえる・・・・。










   見ると、そこには優しく微笑むいつものルエがそこにいた・・・。