複雑・ファジー小説

Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.10 )
日時: 2011/11/01 20:01
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)

第6話                             仲間ゲッチュッチュ☆

唖然と転がる欠片を見ていた。

「……これ、全部そろったら……天魔族と竜族が復活するメダル……。」

天魔族と、竜族……。

「で、でも何でそんな物が!?」

「さあ……。
 俺も知らないんだ。
 
 何でこれを持ってたか。」

「……何はともあれ、これ……。
 どうします?」

要するにどっちが持っておく?
という意味である。

「…………」

「……そーだ!」

私はいい考えを思いついた。
とたんにナナの表情が明るくなる。

「一緒にライオンを探してください!!」

「は?」

「メダルくっついちゃったし……。
 それに、なんだかアナタといると……力が湧いてくるくるんです!!」

「それ、俺も同じ様に思ってた。」

「これも何かの縁。
 私と一緒に行きましょう!!」

「嫌だ」

「な、なんでですか!?」

「何で俺が危険を冒してまで一緒に行かなければいけないんだ?」

リュウセイはみるからに不機嫌そうな顔をした。

「だ、だって……。」

正直……一人で行くのが怖い。

「……ま、俺もライオンに取られたモン取り返さないといけないし……。
 同行するか……。」

ナナの不安そうな顔が一気に爽やかな顔になった。

「じゃあ行きましょー!!」

「……(うわあ)」

「ところで何が得意なんですか?」

「剣技。
 これは俺の剣でトルナード。」

「そうなんだ……。
 あ、もう敬語抜きね。」

仲間になったんだしね。