複雑・ファジー小説

Re: .。○天魔の鎖●.. ( No.18 )
日時: 2012/05/03 14:48
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 1EjfiyJS)

第10話                           ミーシャのホコラに行ってみようか

「タイトルが既にやる気ない件について」

「…………」

完全にリュウセイに無視される。

「そういえば昨日はどこ行ってたの!?
 こっちは藁のベット(?)で寝かされて……、」

すでに半ギレ。

「近くにある泉に水汲みに。
 すでに水買う金もねえだろ。」

あ……。
そういえば今80エムリしかねーわ。

「そういえば何も食べてない……。
 お腹減ったなー」

「はい、桃。」

リュウセイが桃を一つだけ差し出してくれた。

「え!? いつそんなもの……」

「水汲みに行ってる時見つけた」

「そうなんだ、ありがとう」

桃を食べている間にミーシャの祠の前に着いた。
これ……祠っていうより扉の付いた洞窟じゃないの?

と、その時。
洞窟の中から爆風と光が出てきた。

爆風でナナは吹っ飛び、道に思い切り体をぶつけ、目をまわした。

ブイオ『……しょうがないご主人ですねえ、まったく。
    ほあた☆』←

ブイオが勝手に動き、ナナに振りかざすと……、

「う……うーん……。 
 何があったんだあ?」

ブイオ『良かったですねご主人。』

「キャアアアアシャベッタアアアア」

ブイオって人格あって話すんだ……。
全然知らなかったんだけど。

—まあ、いろいろあって—

「……んじゃ、入るかあ」

中は多分大惨事……。
ってな事はなかった。

なんか普通の家みたいだ。
爆発なんかなかったみたい。

部屋の奥に扉があって、肩に着くかつかないかぐらいの青い髪の道着を着用した女の人が瞑想をしている。

「あのー、ミーシャさんですか?」

シ——ン

返事がない。

「ミィーシャァーさぁーんーでぇーすぅーかぁー!?」

大声を出して尋ねた。
まったくもって返事がない。

リュウセイが口を開いた。

「こいつ……寝てるぞ。」

シ————ン

場が白けた。
っていうか、この人賢者だろおお!?