複雑・ファジー小説

Re: 六花は雪とともに【参照500突破感謝会、小話更新!!】 ( No.129 )
日時: 2011/12/02 21:25
名前: 火矢 八重 (ID: wVDXtEbh)

第二部の後書き

 こんばんは、火矢八重です。早い事であっという間に第二部を書き終わりました。次はいよいよフェナーレ、第三部となります。
 雪乃の周りの環境が、少しずつ良い意味で変わってきたと思います。雪乃も目を反らしてきたモノを、少しずつ見つめて行くことでしょう。
 ここからはネタバレとなっております。




 第六章・第七章・第八章 沢山のカケラ

 遂に雪乃の義理の兄・白龍の登場です。白龍はとても頭の堅い方のですが、同時に味方にすれば心強い人です。

 本当は最初、雪乃は彼を説得するべきだったのだと思います。しかし、昔の雪乃一人に義兄を説得させるのは不可能だったのです。
 白龍を説得したのは、杏羅のお陰でした。杏羅は雪乃の一生懸命な姿に、何かしてやりたいと思いました。『杏羅』という味方が出来たからこそ、白龍を説得できたのだと思います。

 また、もう一つポイントなのが『ナデシコ』です(今年FIFA女子ワールドカップ優勝、それはなでしこジャパン)。
 彼女もまた、頭の堅い少女でした。でもそれは、ある意味最も重要なキーワードです。皆さんも、どんなに仲がいい友達とでも喧嘩をすると思います。それが、どんなにささやかなことでも、大きな溝を産むことがあると思います。そして、大きな溝が出来れば、「絶対に許さない、あいつが悪い」と、友人を避けることもあるでしょう。少なくとも私はそうでしたw
 信頼していればその分だけ、裏切られたと思う時傷ついたり悲しんだりするでしょう。そして、その腹いせを誰かのせいにしなければ自分は気が済まない。これも少なくとも私はそうでしたww

 けれど、第三者の『芙蓉』のお陰で、その恨みは消えて行きます。私たちは、どんなに冷静になろうとも客観的には見れないのかもしれません。芙蓉が居なかったら、ナデシコは雪乃と一生仲直りしようと思わなかったでしょう。
 自分の意志や感情は曲げなくてもいいと作者は思います。けれど、第三者の警告は必ず聞いている方が無難でしょう、と少なからず作者は考えていますwwww





 小話 繋がる絆

 これは私の兄を思い出しながら書きました。
 兄はとっても口が悪く、正直兄妹仲は良くありません。その事を母に愚痴ると、母は決まって「昔はアンタの面倒を見ていたのよ」と言います。
 私が知らない所で、兄とは繋がっているかもしれない。そう想う今日この頃ですw