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「ごくろうじゃった」
その声で意識が戻る。

あれから気を失っていたのか。
ビームリボルバーの攻撃は感じてた以上に衝撃があったようだ。
博士もなかなかやるな。


「博士スゴいね」
ボクが上体を起こしながら言う。


「全く……ワシをなんじゃと思っとったのじゃ」

「変わったおじさん」

「なんだか……悲しくなってきたぞ……」


博士、いじられキャラなんだな……
この歳(年齢知らないけど)で……


「ところでなんじゃが……」
博士が表情を変える。
真剣な前にも見た顔つきだ。

そして、一呼吸して
「今度はワシがお主を鍛えてやろうか？」
と言い放った。


「……………はい？」


ボクにはその言葉の意味がさっぱりわからなかった。

博士が修行相手なんかに全くならない。
ボクは当然そう思っていた。

………違う意味で。