風音が目覚めると、周りは暗かった。 夜のようだ。すると、なにかフワッとしたやさしいものが身体をつつんでいた。 よくみると、花畑にねていた。 起き上がり、後ろをふりむくと、 あかるいとこがあった。 火だ。たき火—? 私はおそるおそるいってみると、男の人がいた。 「…あの、あなたは…?」 風音はおそるおそる聞いてみる…。 「……………封妖師。」 「封妖…師—。」 「沈んでいたぞ。」