複雑・ファジー小説

Re: 十二支と命者と妖たち 七章【中】 ( No.40 )
日時: 2012/01/02 21:22
名前: ガリュ (ID: kG84zh4.)
参照: http://loda.jp/kakiko/?id



    「雪は、呪いにかけられている。」

       「呪い?」

「それをとくには私と藍が必要なのだ。だから、そなたが
 
  ここへ来たこと…私を目覚めさしたこと、

  心から感謝する。そろそろ降りる準備をしておれ。



         「はい!」

 紅はくりぬいた窓から大観音の中腹に入る。

風音は降り、珠にさわる。

すると、光り、珠が消えた。なかには…

藍色の龍がいた。

 藍龍は目をあける。

その瞳は紅のように美しい藍色だった。

    「みていたぞ。我が名は藍。」

  「紅に…藍…。」

  「さあ、さっそく呪縛しにいこう。」

    「はい。」

 すると、紅と藍は見る見るうちに、人のすがたとなった。

  そして、藍は風音をお姫様抱っこする。

  「ひゃあっ!」

    紅と藍はあの窓から、でると、そのまま下におちていった。

 風音は一応こういうのには慣れているが、さすがにこわい。

風音は涙目になる。



  そして恐る恐る、藍の顔を見てみる。

藍色の瞳と髪はなんどみても美しかった。

髪にはツヤがでておりなんとも美しい。

 しかし、藍はその視線に気づき、こちらに顔を向ける。

「なっ…なんでもない!」

顔を赤くする風音を藍は不思議そうに見つめていた。

妖神はいちおうどんかんのようで…。