複雑・ファジー小説

Re: 十二支と命者と妖たち 八章【後】 ( No.47 )
日時: 2012/01/05 12:12
名前: ガリュ (ID: 58y6MThT)
参照: http://loda.jp/kakiko/?id

え?獅子?食われる?もう無理———!

十二支の力で追っ払う?たおす?封じる?

素妖だったらどうしよう。でも玄妖かもしれないし?

ただの妖かもしれないし?逃げる?

でも速いし…。ネコ科だし…?

耳いいし?…食われる?

風音は心のなかで思う。

「えっと…獅子さ…ん、私になにk・・・g用?」

 風音は緊張でかんでしまった。


すると、風音の心のなかに直接声が聞こえてきた。




    『命者よ。十二支を操りし命者よ。』

  「え…?」

   『私は神、緑青様につかえし者、花五和。』

  「あなた…なの?わたしに呼びかけているのは———?」

 獅子はうなずく。

『私は素妖である。緑青様から手紙をあずかっている。

 そなたへの手紙…。』

「神の…緑青様…から?」

花五和はどこから出したのか手紙をくわえている。

風音は手紙を受け取る。