複雑・ファジー小説

Re: 十二支と命者と妖たち 九章【後】 ( No.50 )
日時: 2012/01/06 20:38
名前: ガリュ (ID: ia9Umcvq)
参照: http://loda.jp/kakiko/?id

獅子はうなずく。



  すると、地鳴りが耳に響いた。

「な…に…!?」

 「…玄妖か…!?においがする…!」

「わたしが戦ってくる…!命者以前に…

 私は———誰かを守りたいから…!!」

「…わかりました。」

風音は地鳴りがした方に走っていった。

「花巫女様…私は…あの方を信じてみます…。」




「酉、開封!はり札、炎蛇!」



風音は玄妖を見つけ、戦っていた。

酉は炎で相手を燻す。

「おねがい!がんばって!花巫女さんのために…!!

 花五和さんのために…!!私は…!!」

その時、後ろに気配を感じた。

振り向くと…。

花五和がいた。

「え…。」

「私をつかってください。」

「うん…。」

「炎蛇をはがして—。はり札、花獅子!」