花が天にたっするとすると、また花巫女の声が聞こえてきた。『風音さん、花五和、ありがとう。お花届きました。 きれいです。本当に…ありがとうございました。』花巫女のさいごの言葉は涙ぐんだ声だった。「花巫女さん…。お花、きれいでしょう?」「花巫様、咲きましたよ。あなたの見たかった…。花を…。」 「花巫女さん!!お花、美しいで…しょう…?」 風音は空に向かって泣いた。