複雑・ファジー小説

Re: —風桜雷槍—十二支と命者と妖たち 十三章【前】 ( No.66 )
日時: 2012/01/16 19:43
名前: ガリュ (ID: ia9Umcvq)
参照: http://loda.jp/kakiko/?id

風音が外に出ると、向こうの山から炎があがっていた。

  「あそこ…か。よし、だったら…!」

 風音は酉を開封する。

酉は足で風音の肩をつかみ山へとむかった。

    

 だんだん近づくにつれ、なにか、炎のなかに動く影があった。



    「玄…妖?」

 




そして炎のすぐ近くまでくると…、炎のなかにある者が

 はっきり見えてきた。


 
 爪は鋭く、四速歩行で牙が鋭くて長い。尾も長い。


 「これは…?」