複雑・ファジー小説

Re: —風桜雷槍—十二支と命者と妖たち 十四章【中】 ( No.72 )
日時: 2012/02/01 20:37
名前: ガリュ (ID: ia9Umcvq)
参照: http://loda.jp/kakiko/?id

「清龍様…って…。」

「青龍様の双子の弟にあたる方である。」

風音はあまり聞かない名前に説明されても首をかしげていた。

「その清龍様は妖達を引きつれて暴れているのです。」

「そんな…!だったら青龍が…!」

雷雨は首を横に振る。

「青龍様たちは…今、天空の都で眠っています。」

柊は言う。

「清龍様は…地にいるのか…?」

「そうみたいね。」

「どうする〜?」

「阻止する。私は皆を守りたいから…!」

風音は言う。

「そうだな。いこう!」

「僕は、花五和と緑青さまに知らせるよ。」

風音はおどろく。早乙女が聞き覚えがある名を告げたからだ。

「僕、花巫女ちゃんとつき合ってるんだ。」

風音は数秒固まった。

「恋…人ぉ!?」

「うん!じゃ、いってらっしゃい!」

そう早乙女は言うと、雷雨と城へもどっていった。