複雑・ファジー小説

Re: 罪とDesert Eagle 【正月の合作発表です!】 ( No.115 )
日時: 2012/01/03 21:44
名前: 檜原武甲 ◆gmZ2kt9BDc (ID: S20ikyRd)

第五話「まったく、ヒトの土地を荒らすんじゃないよ」
学校に到着すると血を流している例のおじさんと変な男4人衆が立っていた。
どう見ても【モブキャラ】臭がする4人だが、こいつらは————

「よくも俺らの弟を殺してくれたな!」
狼竜五郎の兄弟だ……
それぞれ、体の各部分に鎧を付けている…… まさかね……
「「「「お前はもう死んでいる」」」」
俺の体の数ミリのところを【真空波】が通って行った。何で当てないんだ?
「何故だ? お前もあの女と同じなのか?」
あの女? 神奈のことか?
「ま、いい。お前を至近距離で殺す!」
絶対ピンチの俺。どうしようか!?
コマンド選択してください
死ぬ。
抵抗して死ぬ

あちゃ、これ死亡フラグだ。そう思った時だった
「和くん、逃げなさい!」
白い甘ロリの少女?が目の前に現れた!
「お前は、【解体少女】! 弟を襲った奴だ!」
解体少女?…… まさか! あの連続殺人犯の「赤里 深澪」か!
「さぁ、逃げなさい。こいつらは私が殺すから」
もう殺す前提なのか……
病んでいる笑顔を俺に向けた
「早くいかないと殺すよ」

すいませんでした!
急げ! 教室へ急げ!

「さぁ、獲物は確保したわ。さて楽に逝きたい? 苦しんで逝きたい?」
彼女は笑っている。さすがとしか言いようがない。彼女は殺害を楽しんでいるのだから。
「「「「俺らは逃げない!」」」」
一気に彼女と彼らの差を五郎と同じように縮めて一瞬で彼女の頭を殴った。
「痛いわね。まだ何も言ってないのに」
怪我はまったくなかった。彼女の眼には攻撃が見えていたのだ
「あなた方の鎧の下の肉をくれたら私は帰る。さあ、どうする?」
体操をし始めた。こいつらごときでは相手にならないと言っているのと同じだった。

「は? なんでそんなことを聞く? 答えはNOだ!」
おなじく一瞬で距離を縮めると殴ろうと腕を伸ばした。しかし、その攻撃ははずれるどころか————

「まったく馬鹿なのかしら?」
お互いの顎にあたっていた。

「「「「ゴフ!」」」」
4人とも口から血を流しており半数の人は絶対に目を背けるような顔になっていた
「よ……よふもやってふれたな」
同じように殴ろうとした時だった。
「まったく、早く帰りたいのよ」
4人が動く瞬間【自分の体で強制停止させた】。察しのとおり、彼らはいとも簡単に気絶していた。
「さて、依頼主に送らなくちゃ」
「待て、我がそれを許さん」
校庭のど真ん中に佐久穂轍が堂々と立っていた