複雑・ファジー小説

Re: 罪とDesert Eagle 【自信作SS更新】 ( No.240 )
日時: 2012/02/18 19:13
名前: 檜原武甲 ◆gmZ2kt9BDc (ID: S20ikyRd)
参照: 続き

>>239

 まず、僕が寝ていた時に話していた子分が犯人の可能性が高い…… それかどこかの組織の暗殺者か…… まず東さんを見ますか……
僕がブルーシートに手をかけた途端、さっきとは別のアメリカ人に手を抑えられた。オールバックの金髪に賢そうな青い眼、会社に行くとき用のスーツを着ている。

「Stop destruction of evidence.」(証拠隠滅はやめろ)

金髪で女性にもてそうな男だと再認識させられた。アメリカ人の手を無理やり放すと小声で言い放った

「I am looking for the dying message!」(僕はダイイングメッセージを探しているんだ!)

アメリカ人はすこし驚いている。たぶん英語をしゃべることが出来ないと思ったんだろう。そんなやわな頭はしていない。僕の運が悪いせいで————だったからな!

「I need to be called Gil. It turns out that there is a dying message why?」(私をギルと言ってくれ。何故ダイイングメッセージがあると分かる?)
いきなり名乗り出してきたな。ギル…… いい名前なのかわからないが武士道に乗っ取ろう

「My nickname is red hair. There is no strength to the extent that potassium cyan ate dies instantly. It is troubled at the maximum for 15 minutes. Therefore, there is a message!」(僕のニックネームは赤毛。 青酸カリウムは即死するほどの強さは無い。最大でも15分は苦しむ。だからメッセージがある!)

ブルーシートを少し少し捲ると東さんがそこにいた。問題の東さんの顔は別に苦痛に見てはおらず逆に【重要任務を成し遂げた時のような顔をしていた】。僕は良い夢でも見て苦しむこともなく死に行ったと解釈した。
オールバックの髪形を整えるとギルはブルーシートをめくりシャツを探り始めた。僕もそれに連れられて一緒にズボンのポケットから靴の中まで調べた。
「It takes and is ! The notebook was found!」(おい! 手帳を見つけたぞ!)

ギルの手には黒く分厚い手帳が乗っていた。それを素早く奪い手帳の中をのぞくと————

「永田町の闇」 山沢議員は21年前から闇献……

はい、パンドラの箱!!  誰も見たらいけない!! 手帳をすぐ閉じて地面に置いた。
「It did what?」(どうした?)
ギルが死体をあさる手を止めて手帳に手を伸ばした。見る前に忠告しておこう
「A title is "the darkness of Nagatacho" although it was visible for a moment.」(一瞬見えたのだが、題名は「永田町の闇」。)

二人の間に沈黙が流れる。どちらも冷や汗をかいている。ギルがこの沈黙を破った
「It is better not to touch……」(触らない方がいいな……)

手帳をゆっくり東さんのポケットに戻し手を合わせた。

「ん。じゃ次は座席を見に行こうか」
やはり、日本語はまだ残っているらしい。ギルはまだ日本語は慣れてないかもしれない……僕がもう一度英語でしゃべろうとするとギルはそれを止めた
「ハハハ。日本にはなんども行っているから大丈夫」
腕を組んで大笑いし始めた。まるで二四東さんのように……
地球が破滅するまで笑っているのでだんだん腹が立ってきた。
「……………**********************************」(人には間違いがある。うるさい男だな)
相手の気分を悪くしないように韓国語で喋った。僕は人の悪口をその人の母国語以外でしゃべることがたまにある。そうすれば、相手も気が付かないしストレス発散になってみんな幸せだ。



注、韓国語が書いてあるはずなのですが、ここでは文字化けしたので記号になっています。なっていないのは雑談掲示板をチェック!!