複雑・ファジー小説

Re: 罪とDesert Eagle 【参照100⇒オリキャラ募集】 ( No.25 )
日時: 2011/12/14 22:48
名前: 檜原武甲 ◆gmZ2kt9BDc (ID: S20ikyRd)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode

 第二章『準備はいい? (アー・ユー・レディ?)』

第一話「リアル鬼ごっこ(デス・ゲーム・ツー)」

俺が、厚木先生の悪行の【巻き添え】を喰らい学校長鬼灯紅の説諭を食らって2ヶ月がたった。
  2ヶ月の間にあった中間試験や身体測定は今度話すとして、なぜ俺は———————————


 五人の敵(普通科の生徒四人+先生)から追われないといけないんだ!?

 「待て〜 止まれ!」
 「待ちなさい! 待たないと撃ちますよ」
 「飴ちゃんあげるから、待って!」
 「好きなおもちゃ買ってあげるからこっちへおいで」
 「おめぇ! 貸しやがれ!」







 だんだん小学一年生を誘拐する時の言葉になっていないか?俺ってそんな人間なのか?
自己嫌悪しながら走っていたその時だった。

パーン


 「くそ! とうとう俺の命もここまでか……」
 俺の肩に敵の弾が当たった。肩の痛みで苦しい中、狙撃手がいると思われる方向には—————————


            森林が立ち並び狙撃手は見えなかった。
 「なんで敵にあんなうでが立つ奴がいるんだよ!」
うつぶせで倒れ、左腕だけで逃げようとした時

バン

 敵たちが撃った弾が俺の背中に同時に五発当たった。痛みに顔をしかめた。
 「卑怯な……」

 そうして俺は【死んだ】————————————————





















              ゲームとしての俺が!

「終了! サバイバル訓練終わり。帰った帰った!」
「異議あり! なんで1:(29+1)のサバイバルですか?!」
 ゴム弾があたった場所をなでながら鬱憤を晴らして元気な厚木先生に異議を申し出た。
「それはな。お前のことを思ってやっているんだよ。」
そうか。わざわざ俺のことを思ってくれているのか。うれしい限りだ。
「そうですか。思ってくれてありがとうございます。おかげで週に一回みんなの的になって力がつきました!」
「そうか。それは良かったぜ。じゃ、DVD貸してくれるな!」
もちろん、よろ・こん・で? あれなんか気になることがあるな


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜数分前〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

     「おめぇ、貸しあがれ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 あいつ! 俺がDVD貸すまで痛めつける気か? ひでぇ奴だな。
「さぁ。早く貸せ!」
 あんだけ戦って手に入れたDVDだぞ! 指一本や目の視線一筋もあてさせない!

 先生と俺がにらみ合っていたその時

「先生、もう少し腰を低くお願いしないとこの間抜けにはわかりませんよ」
 ドラグノフを肩に掛けている青い眼、青い髪、黒いスマートなズボン、白いワイシャツを着ている青年が森林のほうから現れた
「なんだと! 俺に文句あんのか?! あぁ!?」
「自分はアイツを狙撃するのに飽きました。ほら、お前も素直に貸せばいいじゃないか!」
「先生によってどんなひどい目に会ったか知ってるのか?」
「だからなんだ? 貸してあげなさい」
 何だこいつ? 両方とも敵に回しているぞ。いいのかなボコボコにしても

カチャ

ホールドアップ

ドラグノフを俺の頭に向けた。冷酷な銃口がこっちを向いている
「渡せ。さぁ、早く」
ホールドアップ
「渡すよ。渡せばいいんだろ」
くそ〜。どこのどいつだ? 後でシバイてやる
俺は懐から先生に慎重に渡した。MYDVD……goodbye……
「おお。助かったぜ、これで眠れるぜ!!」
「傷一つつけないで返してやってください。こいつが怒り出します。」
「わかったぜ。榊、ありがとな」
「…………」
先生が周りの木々を痛めつけるぐらいの猛ダッシュで走って行った。あの調子だとコピーされるな……でと、


「お前は誰だ?」
超冷たい眼で俺をにらみつけて、
「お前をいつも狙撃していた戦闘学部狙撃科矢向社だ。お前の頭では覚えられるかな?」

その後、社が俺の隣の寮室だったことを始めて気がついた。