複雑・ファジー小説

Re: 罪とDesert Eagle 【答え発表〜♪】 ( No.92 )
日時: 2011/12/29 20:01
名前: 檜原武甲 ◆gmZ2kt9BDc (ID: S20ikyRd)
参照: 答え発表〜

第二話「またもや、まずい雰囲気」

首に縄の跡が残ったまま、女子寮の階段を上る。何故縄の跡か?それはな……

「和君。君の部屋に縄を置いときました。いつでも楽になれますよ」
という牛頭馬頭の言葉が証拠だろう。まったく……

ここで豆知識です。
『男子寮と女子寮の清潔さは反比例』という迷言がある。これは、清掃員が一人しかいないからだ。 そのへんの管理は、やらないのか!? 学校よ!

ピンポーン

…………
【ピカピカの女子寮】203「結ヶ城神奈」のドアホンを鳴らしているが返事が来ない。その瞬間脳裏に昨日の会話が過った
「和君、私の聞いた情報では神奈君をこの世から抹殺しようとする考えがこの学校にいるみたいです。気を付けてください」
「……………」
「気を付けてください」
姉貴……俺の心配はしないのか!? ま、いい。まさかね。

ガチャ

ドアノブが触っただけで動いた。その瞬間、ドアを蹴り飛ばして中に突入した。
「神奈! いる

ガツン

……か…」
頭を強打された俺の目には、釘付き木製バットを持っている神奈が映った。
「ブルータス、お前もか……」
こうして俺は安らかに強制シャットダウンをされた

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜どこかの暗い会議室〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「これより、定例会を行います」
スーツを着ている青年が厳かにしゃべった。7人の顔は見えないが、どれもあまりうれしい顔をしていない。
「轍、なんで俺らを呼んだ?」
公安専門学校の制服を着ている男がしゃべった。スーツを着ている人の名は「轍」というらしい。轍から一番離れている席の青いパーカーの男が立ち上がった
「僕がおねがいしました。今回の会は、みなさんがピリピリしている原因の「結ヶ城神奈」の件です」
眼鏡をかけたジャージの男が立ち上がった。
「別にいいじゃん。そんなの」
「俺様も同じようにどうでもいいじゃないか」
周囲の色に溶け込まれるほど黒のスーツを着ている男が足を組んで机の上に載せている
「すいません、うちのせいです。うちが生きているからそんな人がいるんですよ」
自分の体に鎖を巻いているおかしな女が立ち上がって謝りだした。
「まぁ、白峰さん。白峰さんのせいではないですよ」
逆に、この場に似合わない白のワンピースを着ている女の人が立ち上がった。
「人間たちよ。落ち着け。」
轍が立ち上がり、また厳かに言った。6人は口を動かしているが、声は全く出ていない。
「我が今能力を使っている。十勝臨、桜策士よ、お互いの意見を言い合うがよい」
「わかりました」
「わかった」
二人の口から声がやっと出てきた。




さてどうなるか。