複雑・ファジー小説
- 第二章 腐女子と呪い ( No.8 )
- 日時: 2012/04/19 18:16
- 名前: 緋賀アリス (ID: 35AN48Qe)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode
何なんだこの幼女は…
マチルダとか純和風スタイルで言われてもw
ってか私が腐女子ってなんで知ってるんだ???
マチルダ「詳しい話は後ですぅ、取り敢えず部屋入れるですぅ。」
蒼乃「あぁどうぞ」
マチルダ「邪魔するですぅ」
あ、きちんと下駄揃えてる。わりとしっかりしてるのか?
マチルダ「思ったより綺麗な部屋ですぅ。ゴミ屋敷想像してたから救われたですぅ。」
一応私は客だぞ
マチルダ「お茶注げですぅ。煎餅もあるとハッピーですぅ。」
自分から言うなよ。出すつもりだったんだから…
マチルダ「黒豆煎餅とは!蒼乃とは話が合いそうですぅ。」
光栄ですぅ
マチルダ「真似すんなdisぅ」
disられた!こんな幼女にdisられた!
こんな下らないショートコントまがいの事をして、早30分
マチルダ「そろそろ本題ですぅ」
やっとか…
マチルダ「取り敢えず手見せろですぅ」
ほれ
マチルダ「合点ですぅ」
言った瞬間、目の前であり得ないことが起きた。
彼女の手のまわりが光ると手には虫眼鏡が握られていた。
マチルダ「細かい事は気にしないですぅどれどれですぅ。」
いや私的に全然細かい事じゃないんですが…
マチルダ「わかったですぅ。事情を説明するですぅ。」
蒼乃「はい」
マチルダ「まず、話の前提として、この世界には魔法があるですぅ」
蒼乃「はぁ」
マチルダ「嘘じゃないですぅ。証拠にさっきも瞬間移動の魔法を使ったから早く着いたですぅ。他にも虫眼鏡を出したのも魔法ですぅ。ほれ見ろですぅ」
言った瞬間、天井から大小カラフルな虫眼鏡が沢山出てきた。
いや魔法がある事は理解したけど、もっと魔法っぽい魔法が見たかったな…
マチルダ「次に呪いについてですぅ、呪いは魔女がかけるものですぅ。ちなみに魔女ってのは………一概には説明できないですが、何かを象徴する魔法を使う奴みたいな捉え方で問題なしですぅ。呪いは様々な種類がありますが、取り敢えず蒼乃の呪いについて説明するですぅ。」
待ってましたぁ
マチルダ「『1年以内にリア充にならないと死ぬ』は『時限爆弾』系の呪いですぅ。解除方法は名前の通りすぅ。しかしですね、もうひとつ方法があるですぅ」
蒼乃「キター」
マチルダ「それは呪いをかけた魔女の血を飲むことですぅ。しかし、そう簡単には血は奪えないですぅ。ですから呪いをかけられた物は、「呪人」になって戦う事ですぅ」
蒼乃「呪人?」
マチルダ「呪いには魔力が宿るですぅ。それを使って魔法で戦うですぅ。」
蒼乃「楽しそうじゃん!」
マチルダ「慣れればそうかもですぅ。モン〇ターハ〇ター感覚ですぅ。あぁでも、ちょっと手間が掛かるし、情報料がいるですぅ」
蒼乃「何何?煎餅とか?」
マチルダ「馬鹿にするなですぅ。違うですぅ。治安維持の活動も少ししてほしいのですぅ。最近は意味もなくイタズラする魔女が多いからそれの退治をしてほしいですぅ。勿論、見つけたり、襲ってきたら倒す程度で構わないですぅ。それに色んな魔女と関わりを持てば自分に呪いをかけた魔女の手掛かりを見つけられるかもですぅ。」
蒼乃「それってまさか…プ○キュア!?」
マチルダ「何ですぅそれ?まぁいいですぅ。」
蒼乃「うおっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
マチルダ「いい意気込みですぅ。早速行くですぅ。」
蒼乃「早速って今?」
マチルダ「決まってるですぅ。初歩的な事を教えたりするから一緒に行くですぅ!」
蒼乃「はい!」
こうして私は魔法の世界に足を踏み入れたのだった。