複雑・ファジー小説

第6章 変態と生徒会長 ( No.14 )
日時: 2012/07/19 18:29
名前: 緋賀アリス (ID: 35AN48Qe)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi

梓「ちょ、おま、待ちなs
蒼乃達は帰っていった。
梓「全く、何か腑に落ちないわ。…でもまぁ、いいかな。」
梓も黒い翼で飛んでいった。
そして無人になった体育館の窓の外に人影が一つあった。
??「何だぁ、あの二人パートナーになったのね…にしてもさっき蒼乃が窓に激突した時はビビったわぁ。私の獲物取られないようにしないと、」
黒いポニーテールを揺らしながらほくそ笑む。どうやら女のようだ。
女の携帯がなる。
??「茉莉、遅い!!いつまで油売ってるのかしら?こっちは「ランプ」の使い魔の相手してるってのに……」
茉莉「大丈夫。翔子、仕事の方もキッチリ!そろそろ魔女のおでましだもん♪あぁそうそう後、面白いもの見ちゃった。」
翔子「何を見たの?」
茉莉「こないだの子がね?あ、ごめん魔女が来ちゃった後でね」
翔子「え?ツーツー
茉莉が急いで電話を切る。
茉莉が後ろに飛び出し、槍を構える。
茉莉「出たわね「ランプ」の魔女。」
ランプの魔女「フィユゥゥ」
ランプの傘のような帽子を被った魔女が火を纏いながら突進してくる。
茉莉「『ボルトクラッシュ』」
茉莉の周りから電流が出て突進してぶつかる寸前だった魔女を弾き飛ばす。そこを茉莉が長槍で思い切り突いてさらに距離をとる。すかさずランプの魔女が再度火を纏うがもう遅い。
茉莉「じゃあね!『グラマティックサンダー』!」
茉莉が投げキッスをすると雷を帯びた黄金色に輝くハート型のエネルギー弾が撃ち出される。
ランプの魔女「フィアァァ!」
ハート型のエネルギー弾から激しい電流を受けた魔女が光の粉になって散っていく。
茉莉「今日も終わったぁ!あ、翔子の所に行かないと……」
茉莉が槍を、魔法使いが箒で飛ぶ時のように、またいで空を駆けていく。