複雑・ファジー小説
- Re: Baroque《歪》 ( No.2 )
- 日時: 2012/01/20 07:28
- 名前: 耀李 (ID: K.HEaMnc)
【地名解説】
・レムストラ大陸
現在、この地球の中で最も巨大な大陸。
周辺には島国が多く見られるが、カウレアの噴火の影響か、ヒューマン以外の種族が住んでいる。
ヒューマン至上主義のため、ヒューマン以外の種を差別するのが一般的。
全部で五十ヶ国もの国でなっており、その全ての中心となる国家はアルスティン王の統べるカルドレア聖王国である。
・東レムストラ
カウレア火山より東の地域の通称。カルドレア聖王国はこちらに属している。
バロック濃度は西レムストラよりも高く、魔術に長ける人間が多い。
・西レムストラ
カウレア火山より西の地域の通称。
バロック濃度は東レムストラよりも低めだが、山地が多く、肉体的な部分に長ける人間が多い。
・カウレア火山
レムストラ大陸の中心部にある火山、カルドレア聖王国が所有している。大神カルドレアが最初に降り立った地とも言われている。
数百年前に大噴火が発生、多くの犠牲と悲劇を生み、一部の地域の環境を人間には生息不可能とした。
カルド教信者によると、大神カルドレアの怒りだと言われている。
周辺の地域は立ち入り禁止だが、最もバロック濃度が高い地域でもあるため、無謀にもこの地を訪れる人間も少なくない。
【国名解説】
・カルドレア聖王国
レムストラ大陸の中心国家。首都はルシーン。現国王はアルスティン=ドゥリ=カルドレス。
カウレア火山を所有している故か、バロック濃度が高い傾向にある。
タリンフィスの実を使っての産業が発達しており、国旗もタリンフィスの花をモチーフとしたイメージである。
・ルェッチェ国
西レムストラの小国。首都はレレシェール。現国王はオルスト=ルェッチェ。
種族戦争で危機に落ちたカルドレアを救った英雄ラグス=オルフェルの出身国。
【魔術解説】
・バロック
カウレアの噴火以来現れた謎の物質。主に気体の状態で空中に存在している。固体、液体のバロックはかなり珍しい。
人間の魔術センスを高める効果があり、あらゆる魔術の元となる物質。
カウレア火山に近いほど濃度が高くなり、カウレアの噴火が原因という説が有力だが実際は不明。
学会でもバロックの存在は無視できない存在であり、日々討論が出されている。
【種族解説】
・ヒューマン
現在、レムストラ大陸で最も数が多い人間種。
始まりの種族とも呼ばれる彼らが築いてきた文明は、多種族にも多く反映されている。
肉体的にも魔術的にも長けており、全てのバランスが良く出来ている。
・獣人
厳しい環境の中、人間が突然変異した。獣の耳と尻尾を持つ。
温度変化に強く、肉体的にも優れるが、知能はヒューマンに比べると劣る。
本能に従う種族とも呼ばれ、彼らの生活を見ると、原始的な部分が多々見られる。
・エルフ
バロックの力が人間に作用したものの成功例。耳が尖っているのが特徴。
自然の力を最も崇め、最も恐れる種族で、魔術使用の点は多種族よりも優れる。
肉体的にはヒューマンと比べると劣り、獣人とは真逆の進化を遂げた人間種。
一部種族からは魔物まがいの存在とも言われ、種族間での差別が絶えない。