複雑・ファジー小説

Re: 素敵な魔法【第三章突入!!】 ( No.59 )
日時: 2012/08/08 12:49
名前: 桜花 ◆//UrPiQv9. (ID: .GCH7A/G)

第15話

「瑠衣、瑠衣ぃ、瑠衣ィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!」
目覚まし変わりのこの声_____。
そう、彩名だ。
無駄に近所迷惑だから止めてほしいのだけれど………。

「大丈夫!!この声は主にしか聞こえないよ」
そうは言ってもねぇ……って、えぇ!?
「知らないでしょ 何にも!!!!!」
ここからいつもの日常が始まる_____。
一風変わった日常が。

「瑠衣」「何?」「幸夜ってさ」「ちょ………いきなり呼び捨て!?」
「一応アタシの方が年上だからね」「彩名、あんた歳いくつよ」
「19」「うっそ、まぎ(あ、噛んだ)マジ!?」
「ホントだって……それより↑これ、無駄に長いわよ」「確かに」

「話戻して……」
「幸夜ってさ」「うん……」「カッコいいよな!!」

………


「そっち!?」「うん」  「他に何だと思ったの!?」「期待して損した」「イラッ」


「そういえばさぁ」「何?」「シュヴァルツの言ってた『王妃様』って結局何だったの?」
「あれ、演技じゃないの?」「アタシには裏があるようにみえたけど」
「そう?」「うん。聞いてきなよ」


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「先輩」「何だ?」「『王妃様』って何のことですか?」

「!?」

「ちょ…ちょっと来い!!」


「まさか………な、何も覚えてないのか?」
「え…?な、な、なななななななな何もって??」
「『王妃』のこと全く覚えていないのか!?」
「はははははははははははははははいぃぃっ!!!!!」

「そうか………」

先輩の曇った表情____。
この話、どこまで深刻なんだろう??

「クフフ★良いもの見つけたわ………これはサティ様達にお伝えしなくちゃ★」