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第18話

「死ね」

その言葉が聞こえたのも束の間、次の瞬間には……

悪という名の破壊魔が＿＿

フワッ

何だ？何もしていないのに宙に浮かぶはずがない。
じゃあ何だ？悪が俺を死の世界に連れこんだのか！？

「先輩！！何やってるんですか！！死にますよ！！」

＿＿＿＿ミズキだ！！

「ミズキ！！ちょ……お前何抱きついてるんだ////」

「仕方ないです！！それとも死にたいって言うんですか！？」

「う……そ、それよりミズキ、どうしてここが分かったんだ！！」

「彩名さんと紫樹先輩に聞いてきたんです！！彩名さんのトランプ占い百発百中だから！！」

「どうやってここに来たんだ！！」

「忘れたんですか！？私が移動魔法十三段だということ！！」

静かで暗かった王の間は、俺とミズキのせいで
明るくなってしまった。サタンはそれが気に入らないようだ。

「ミズキ……お前、バカだな」
「はい。私はバカです！」

ミズキ＿＿＿＿。ありがとな。

「うるさいッ！！！」

室内に響きわたるサタンの声は、悪と怒りに満ちていた＿＿＿。

「お前らも終わりだ！！！」

「俺は、負けない！！お前らなんかに！！」











「「絶対に！！！」」