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複雑・ファジー小説
- Re: 素敵な魔法【第三章突入!!】 ( No.71 )
- 日時: 2012/08/08 12:54
- 名前: 桜月 ◆//UrPiQv9. (ID: .GCH7A/G)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode
第19話 ミズキ視点
「くっ…」
私は、先輩と共に戦った。でも、歯は全く立たない。
只今、15戦15敗。
これだけ戦って勝てなかったら、最終手段。
私の命はなくなるけど____仕方ない。
「フフッ…」
___先輩、さようなら___
___これから一生、会うことはないけど___
ずっと好きだったけど___
「先輩、後ろに下がっててください!!」
「え?……あ、あぁ……」
先輩の顔には戸惑いがあった。
私は死ぬ。
だから、先輩、生きて______!!
大きな剣の魔方陣。これを見るのは三度目。
『今度こそ死ぬ』
そう思いながら作るこの魔方陣とも、もうさよなら。
「オムネス・ルイン!!!」
剣は、魔王を深々と突き刺し、魔王は串刺しとなった。
「ゲホッ ゴホッ う…うぅ……ぅ……」
これだけ早く症状がでるなんて___ッ___。
「せ……んぱ、い……… ゴホッ
早く……っまお ゲホッ ……うに止めを……____!!」
[シュバルツ視点]
ミズキはその一言を残し、命のともし火を消していった。
「ミ……ズキ……!?」
俺は混乱した。ミズキは死んではいけないのに_____。
「俺のために……?」
_____気がつけば_____医務室のベットで寝ていた_____。
「ミズキ!!」
飛び起きた俺の前にいたのは、瑠衣、幸夜、紫樹、金宮、歩夢、立花、会長だった。
「あ、起きた……」
「大丈夫か?」
「あぁ…」
「ミ、ミズキはどこだ!?」
顔を見合わせ首を傾げている。何故だ?
「なあ、シュバルツ……」
「ミズキって誰だ?」
え_____!?
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