複雑・ファジー小説

Re: また明日. ( No.14 )
日時: 2012/03/02 22:42
名前: coco*. (ID: /u41yojS)

第十一話【恋】


それから、サボり仲間としての関係は半年以上も続いて、彼女は先輩に対しては、素直になんでも話せる気がしていた。


「……」

今日も、教科書がない。
だから、屋上に向かう。

そんな言い訳を作って、授業をサボる。

「飯室さん? 今日もサボるのォ?」
「いつもどこ行ってんのお? サボっちゃだめだよォ」

そんなクラスメイト達の声には無反応で、いつもの進入禁止のさくを超える。
扉を開けようとした瞬間。

そこに声が。
(陽斗先輩の声じゃない、女の人の声だ)
そう一瞬で感じた。

「あのね……うち、陽斗の事が好きなの」

息を吸い込んだ。
まさか、今のって告白?
どう考えたって、告白だろう。

「……遥」

(陽斗先輩の声)
いつもと違って、少し低い声だった。

「俺も、遥の事が好きだよ」
「っ」
「けど」

先輩の続きの言葉は聞かずに、彼女は教室に向かって走った。

陽斗先輩。
陽斗先輩。

(あたし、陽斗先輩が好きでした)

大好きでした——。


あふれた涙は、あふれた想いと同じように、とまらなかった。


——

眠いので、わかんない文章まじってるかも。
そこは後で直しますm(_ _)m
すいません、

今日はここまで。