複雑・ファジー小説
- お前じゃない ( No.18 )
- 日時: 2012/03/23 14:26
- 名前: 美月ルミネ (ID: RNO2RYRs)
月の部屋には、鈴、苺、レイ、アル、聖、月、流器、朔器、戒器が居た。
「何?どうしたの?」聖はこのメンバーに違和感を感じて鈴に聞いた。
「ねぇ、この中にさ、急に意識が飛んで、変な場所にたどり着いた・・・って人居る?居たら手を上げて。」そう鈴が聞く。
手を上げたのは聖と戒器だけだった。
「はぁ?聖、お前あるのかよ?」アルが聖に聞く。レイはまるでその事を知ってるかのような顔だ。「多分、だけどね」聖は笑って言う。
「俺も多分だけど・・・」と戒器も戸惑いつつ言う。
「どんな場所?誰か居た?」と鈴は首を傾げて問う。
「僕は・・・僕自身が居たよ。結構話して、話の途中でその場所から落とされて、目が覚めたら2人が居た。」アルの方を見て少し笑う聖。
何か思い出したんだろう。アルが顔を赤くしてる。
「戒君は?」「剣器が居たよ・・・笑ってた」少し泣きそうな顔の戒器
「どんな場所?一本道だった?」と鈴が少し焦ってるように聞く。
「そう、一本道。なんで鈴が知ってるの?」と鈴に腕をつかまれ焦る戒器。
「鈴・・・お前そこに行ったの?」と流器が問う。「うん!でも・・・最初に私が消えた事件あったでしょ?その時は、別の場所へ行ってた。」
そう言った瞬間、月・流器・朔器の目が何かを反応したかの様に見開いた。
「誰か・・・居たのか?」と朔が問う。「うん。私にそっくりの子。こっちに来るなって。私に血塞をして、返してくれた。」
そう言った瞬間、朔器が何か呟いた。
「え?朔、何?」そう鈴が問うが、朔は何も言ってくれなかった。
「じゃあ、そこに行ったから鈴が消えたって事か?よく分からねーんだけど」とアルが言う。
「私も分からないけど、偽者に会ってきたって事かなぁー?」
「聖と話してる間に変なところに行っちゃって、聖たちには消えたように見えた。で、しばらくしたら記憶のなくした鈴が帰宅・・・でいいのかな?」と苺が言う。
「「ああ」」とアルと鈴は口を揃えて言った。
もうそこまで分かったのか どうするのよつまらない
はぁ全くもう どうなるのかな どうもならないさ
空っぽだね 空っぽさ それがいいさ
あははははははははははははははははははははははははははははははは
次話 偽者
貴方はこの話の明るさが見えますか?