複雑・ファジー小説
- Re: 学園の百不思議!「Up to when?」〜20話更新〜 ( No.104 )
- 日時: 2013/01/25 23:02
- 名前: 亞扇 (ID: jHyiIImd)
第二十話「さーて、そろそろ私の能力を出しちゃおうかなー…(今から作る)」
「それじゃあ、短い間でしたがお世話になりました。」
「確かに1日だけだったしね。こちらこそ、楽しかったよ。」
左京さんと私は、ふんわりと触れるように握手をした。
棘さんを学校に送り込み、八咫烏警察を説得して1日だけ蓬莱月に泊まった。
天国は外でも寝られるほど快適で、松咲は思いっきり外で大の字で寝ていた。
私?私は無理矢理物置を改造してベットを置けるスペースを置いたんだ!
そういえば、丁度私がトイレに起きた時、左京さんの部屋で珍しく神威さんと左京さんが向かい合って何か話していたのを目撃した。
なんやかんや言いながら…仲良いんじゃないのかなぁ?
物凄い深刻な顔してたけど…。
「あ、竹子ちゃん。ちょっと来て。」
「?」
左京さんに呼び出され、私は少し外れた道へと歩いて行った。
「じゃあ帰るかー!」
「また来てくださいねー。」
「二度と来ない様にしたいぜ。」
「二度と来ない様にさせるよ。」
見事に犬猿の仲の二人の声がハモッたので、再びメンチ切りが始まる。…と思いきや
左京さんが何かを想い出したような顔をして言った。
「昨日のことだけど…かなり前にフラグは立ったんだろう?そろそろじゃないの?」
「………そうだな。」
若干神威さんが表情を曇らせて言った。
そして私に向かっていった。
「竹子さん。これから君には大きな不幸が降りかかるかもしれない。…その困難に打ち勝てる自信はあるか?」
「え、はひゃ?」
「質問に答えろ。」
妙に睨んできたので松咲が一歩前に出たが私はそれを食い止めた。
「不幸…内容によりますが、私は大切な人を守るためならこの身でも何でも差し出す覚悟はあります。」
「…………………」
神威さんが驚いたように少しだけ口を開けたが、すぐにニヤリと笑ってしまう。
「ならいいんだ…俺も最善の努力を尽くそう。」
「?さっきから神威さんが何を言っているか分からないのですよ?」
「次期にわかるさ。…嫌でも、ね。」
本当に今日の神威さんはいつも以上に変だなぁ?どうしたんだろ………。
続け((