複雑・ファジー小説
- Re: 学園の百不思議!〜小説化しました&オリキャラ募集一時終了〜 ( No.19 )
- 日時: 2012/09/25 18:37
- 名前: 番凩 (ID: jHyiIImd)
第二話「うどん喰いたい((」
「今日も冷えますねぇ…」
そう言いながら、裏庭を歩く私。
昨日、神威さんと出会った場所の近くでもある。
両手を擦りながら近くのベンチに座り、ぼんやりする。
何だかこの時間が好きだったりする私。
……と、うとうとしていた所に何やら声が聞こえてきた。
多分、二人分。
「あっやぁぁぁああぁっっっ!!!」
「文月っ!!待ちなさいィィィ!」
「おぅわ!?」
見知らぬ二人が、私の目と鼻の先を通って行った。
-------------------と思ったらまた戻ってきた。今度は三人で。
「迷惑変えて申し訳ないです。」
と、深々とお辞儀をする色白の白い髪の美人さん。
両手には先ほどの「文月」という黒髪の子と茶髪の子が抱えられていた。
「え、あの・・・・迷惑なんてかけてないです。」
「先ほどあなたの前を通るのが見えましたので…」
え、それだけ?
それって迷惑なのか…むぅ。
「じ、じゃあお名前を…」
「あぁ、私は、四季如月です。こっちの黒いのは、文月でこっちの茶髪は、弥生です。」
と、深々と60度くらいでお辞儀をする如月さん。
私もつられてお辞儀をし、名前を名乗った。
「竹子さん…ですね。宜しくお願いします。」
「如月さんって礼儀正しいですね…少し憧れます。」
「四季家は礼儀に厳しいんですよ。」
そう言いながら妹二人を蹴り飛ばすのはいかがな物か。
そう心の中で突っ込んでおく。
「…それでは、ご迷惑をおかけしました。失礼します。」
と、またお辞儀をし、妹二人を抱え、飛んで行った。
「……話は終わった?」
と、神威さん並みの不意打ちに驚き振り向くと、旧そうな制服を着た男の子が立っていた。
私は本当は17歳くらいだからこの子は私より、少し下だろうか。
「だ、誰ですかぁ……?」
「神群 麗呉じゃ。よろしく。」
すっぱり生きられ、ああ、はい。と頷くしかない私。
何か用ですか?と聞くと、新しい100位が来たって聞いたから見に来ただけだと言われる。
…気まずい間が訪れ、そろそろ退散しようかとお辞儀をし、後ろを向くと--------------
誰か二人が争っているのが見えた。