複雑・ファジー小説

Re: 桔梗ちゃんの不思議な日常。 ( No.26 )
日時: 2012/10/21 21:51
名前: 藍永智子 (ID: w/bUrDOd)

 八重さん、お久しぶりです!
 桔梗ちゃんが探偵かぁ(#^.^#)ホンワリ
 そういうの書ければいいのに、私、推理もののトリックって思いつけないんです〜(・・;)

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「陰陽師……?」

「そう、例えだけどね。詳しく言うと、ちょっと違うんだ。私達は、人に害を成す妖怪は退治するし、協力的だったりするコは、退治をしないかわりに私達の仕事を手伝ってもらうの」

 桔梗の頭の中に、はてなマークが現れてくるくると回り出す。

「手伝ってもらうって?」


「……言葉でいうより、見てもらった方が早いかにゃ……」


 あやめはそう言うが早いが、不思議なリズムをつけた——しかし、それでありながら鋭く——口笛を吹いた。
 次に、その妖の名であろうものを呟く。





「——おいで、厘銘リンメイ




 間も無く、桔梗たちのいた部屋の中央が眩い光を放った後、「厘銘」がそこに現れた。
 厘銘の第一印象は——これ、人間だよね?——と思わず言ってしまいそうになるくらい、人間に似ている事だった。
 落ち着いた栗色の髪は、肩につくかつかないかの所で切り揃えられ、前髪はちょうど眉毛の上で一直線になっていた。
 瞳の色は真っ黒で、人と違う所を挙げるとすれば、白い部分まで真っ黒に染まっている、というところだろうか。
 袖もとに桜が散りばめられた高級感の漂う黒の着物を纏い、対照的な白の帯——これもやはり、桜模様の帯締めをしている——を巻いている。
 「それ」に不釣り合いなほど粗末な下駄は、使い古されている雰囲気を醸し出していた。

「あやめさン、お久しぶりです」

「久しぶり、厘銘。最近呼び出せなくって、ごめんね。でも、また一つあなた向きの仕事が来たから、ちょっと待ってて下さいな」

 あやめが敬語を使うと、厘銘は口元を袖で隠しながらカラカラと
笑った。

「何故あやめさンが謝るンです? 私は待つのも仕事の内ですからね」

 ところで、と言葉を切った。

「コレは何です?見た目は人ですけど、ニオイが独特ですねェ。食べても良いンですか? 美味そうな香りですしィ」

 厘銘が怖ろしい視線で桔梗の事をじっと眺める。

「……」

「なンだい、その目は。文句でもあるの——」
「厘銘ッ!! やめなさい。彼女は私の仲間ですよ!!」

 そう言われた厘銘は、一瞬面食らったような顔をし、その後急いで繕ったような笑顔をした。




「…そうなンでしたか。失礼致しましたネ」





『いや、思ってないでしょ!!』





 桔梗とあやめは、同時に突っ込んだ。