複雑・ファジー小説
- Re: 桔梗ちゃんの不思議な日常。【ちょっとだけ!雑談会】 ( No.82 )
- 日時: 2013/01/06 21:06
- 名前: 藍永智子 (ID: /ldXoLEc)
藍永 「遅れてしまいましたが、謹賀新年明けましておめでとうございます!
昨年は本当に世話になりました…。何せ私は超気まぐれ&ひねくれ者なので、コメントがしばらくこないだけで、飼い猫を抱きしめてブツブツ言っているのです」
桔梗 「確かにそれは想像するだけで物凄い吐き気が襲ってくるわね」
藍永 「(君の冷たさもまったく変わらないね…。少しくらい考えてくれてもいいの——)」
桔梗 「——ねぇ、あんた今何考えてた?」
ガンッ! (作者が机の角に思いっきりおでこを打ち付けた音)
藍永 「………………ッ!!」
悶絶——声にならない悲鳴。(それもまあそうですよね…。あぁ、あれは痛かったなぁ…)
桔梗 「ねえ、馬鹿なの!? あんたは馬鹿なんだよね!?」
藍永 「うっさい!! 馬鹿じゃないもん! 少なくともあんたよりはね!!」
桔梗 「はぁ…? それどういうこと!?」
藍永 「得意教科が美術だけなんでしょ?(>>08より) 私、苦手な教科は体育と技術と家庭科だけだし!!」
桔梗 「ななななななな、何ですって!? つーか、あんた…『あの』数学をスルーしやがったわね!?」
藍永 「ふんっっっだ! 口だけの暴れ馬は黙ってなさい!!」
作者の以外な一面を知って、壁にもたれ掛り本格的に落ち込み始めた桔梗。
…………。流石に気まずくなってくると、謝らずにはいられないものである。
藍永 「…え、えーとそのー…ご、ごめんね?」
桔梗 「…嘘だ、嘘だ、さっき聞こえた事は嘘だ、あいつが馬鹿じゃないなんて…違う人種だなんて…」
藍永 「き、桔梗さん、落ち込まないで!!」
桔梗 「あはははは…。あっ、なんか今ならなんでも倒せる気がする…何でだろう」
藍永 「きゃぁぁぁぁ! この人がこんなに落ち込んでると調子狂っちゃうよぉぉぉ!! 誰かいないの!!??」
「ちょっとだけ雑談会」と明朝体で書かれた看板がかかる特設会場の中で、作者が心の奥底から叫んだ声は、空しくも辺りに反響して消えてゆくだけ。
——と、その瞬間、扉が盛大な音をたてて開かれた。
僅かにできた隙間からダッシュで入ってきた人影には、なぜか見覚えがある。
藍永 「あっ、あやめちゃんではないですかぁ!! あけましておめでとー! 今年もハチャメチャな作者の気分に付き合ってね!」
あやめ「わー久しぶりっ! ありー、ちょっとテンション低いんじゃないのぉ!?」
藍永 「そっ、そうかしらー(何でわかってるの、この子!? 何!? サイコメトリー!?)」
あやめ「それとついでにズバッと言っちゃいますが…ききょーちゃん、どしたの?」
言われるがままに、桔梗を見てみると、壁の方を向いてなにやら怪しげな魔方陣をつくったり、呪符をとりだしてぶつぶつと呪文を唱えたり、と色々怪しげなことを始めていた。
そうして観察すること数秒——不意にあたりが暗くなった。
藍&あ「きゃあああああああああああ!!」
あやめ「ちょっと桔梗!! それはやっちゃだめ! ほらぁ、ここに一般人…凡人もいるんだよ!?」
藍永 「ぼっ、凡人ですと!? それは何とかして置いておくとして…桔梗、それだけは止めて!! というか、あやめちゃん止めてよぉぉぉ!!」
あやめ「うん、やってみるね!」
言うが否や、あやめはすっと真剣な表情になった。
ひゅっと口笛を吹いてから、小さく呟く。
あやめ「…厘銘、おいで」
厘銘 「はい、参上致しました。ついでといってはなンですが、あけましておめでとうございます」
あやめ「あなたって、以外に律儀なのね…?」
厘銘 「ハァ…。で、どうしたンですか?」
無言で桔梗を指さすあやめ。
厘銘 「あれですか。まぁやってみますね…」
すたすたと歩いていったかと思うと——
桔梗 「だぁっっっっ!!」
あやめ「りんめい、あんがとっ! 殴るとは…流石の私も思いつかなかったわ」
厘銘 「そりゃどうも。——それでは『あちら』の新年会から抜けて来ていたので、失礼」
全員 「ばいばーい」
*
藍永 「あー、なんかすっごいぐだぐだだったね」
桔梗 「まっ、たまには良いんじゃないの? あんた、いっつも更新するたびに頭抱えてるじゃない」
あやめ「へーそうなんだぁ、初耳☆ …でも、だからといってサボらないでね?」
藍永 「了解…」
あやめ「あっ、しょうぶ呼ぶの忘れていたぁ!! ま、いっか。ごめんねしょーぶ君!」
「よかねぇよぉぉぉぉぉ」と、誰かの叫び声が木霊しているような気がする…ような気がしないでもないような、やっぱりするような…。
三人の女の子たちは、華麗なまでにスルーしておりましたが。
藍永 「長ったらしい雑談会ですみません」
桔梗 「まー、それはともかくね」
あやめ「今年も私達が大暴れするかと思います!」
藍永 「そうそう! 桔梗ちゃん、君の余命って確か…にじゅう——」
桔梗 「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 言うなって、今は!! 頑張って忘れてたんだから!!」
あやめ「えー…それは嘘だよー。ちょっと、藍永聞いてよ! 大晦日もずーっと、私の家にいたんだけどさぁ、桔梗ってば——」
桔梗 「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ! それも言わなくて良いからぁ!!」
あやめ「つまんないんだもーん」
桔梗 「私のことをそんな感情で、もてあそぶな!!」
藍&あ「ほーい」
藍永 「あやめちゃんはというと、星宮の当主として大活躍! もちろん、ほかの皆様も頑張ってくれちゃいます!」
あやめ「そろそろ『ハチ』内部も出てくるしね〜」
桔梗 「そいつら、ぶっつぶす」
あやめ「まーまー。それは、皆で…ネ?」
………。
藍永 「それでは、ことしもよろしくお願いいたします!!」
桔梗 「最後、無理やりまとめたわねぇ」
あやめ「まぁまぁ。それが藍永なんだから、良いじゃないのぉ!」
桔梗 「それもそうかも」
最後の最後は彼女等の呟きで終わるのでした。