複雑・ファジー小説

Re: わたしの姉が名探偵らしいのだが ( No.14 )
日時: 2012/05/04 17:35
名前: 風春 ◆8avsdZrJXE (ID: nWEjYf1F)
参照: 7.5


深夜、飲み屋にて。

「中津具。今日はどうだった? 今まで万引きとか落し物探しとかばっかりだったから、殺人はビビったろう?」
「はい、少々ヒヤリとしましたが……無事に解決してよかったです! まぁ、ほぼ猫名部さんの手柄なんですけどね」
「全くだ。アイツがいなくても、俺は事件を解決に導けたのにな! 人より少し頭の回転が速いからって、何も警察の邪魔をしなくても……」
「ですよねぇ……あ、猫名部さんといえば、猫名部さんの妹、可愛かったですよね!」
「中津具……君は仕事中に何を見ているんだ……?」
「す、すいません! でも、つい目が美少女を追っちゃうんですよね……」
「ハァ、まぁいいか。だが、美少女といえば妹じゃなくて姉のほうじゃないのか? 妹も妹で可愛いが、如何せん地味だし……」
「そうですかね? 僕は妹さんのほうが好きですけど? ……姉のほうは、気取りすぎて女子大生っぽくねぇんだよな、もっとおかっぱで、メガネで、でもスカートはミニ。靴下はニーハイで決まりだろ。絶対領域はもちろん外せねぇし……」
「ん? 中津具、お前何ボソボソ言ってるんだ?」
「あ、いや、なんでもありませんよ警部! ささ、ドンドンお酒いっちゃってください!」
「ん、おぉ! 今日は久々に俺の飲みっぷりを見せてやるか!」
「ヨッ、警部! 頼もしいです!」