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複雑・ファジー小説
- Re: Ultima Fabura—〝終焉〟を始める物語—改版 ( No.6 )
- 日時: 2012/04/28 18:59
- 名前: Kuja ◆vWexL7SosE (ID: YsvlUcO/)
- 参照: さあ、はじめようじゃないか。〝終焉〟の協奏曲を。
第 一 章
prologue
———7億年に一度、運命の衝突する日がある。
———7億年に一度。選ばれし一人の少年が、同一の運命とともにある少女に出会った瞬間。
運命の歯車が、静かに回り始める。
その者たちは生まれながらの魔導士。
〝雷纏いし獅子〟
〝水操りし不死鳥〟
運命の強さが双方の結びつき、力、——そして過酷さを高くする。
我ら、天命の使者なり。
双方は、7億年の歳月を経、太古に星を救った者たちの魂を継ぐ。
双方は、7億年を送りし今、太古に星を滅ぼさんとした邪なる者の魂を打ち消さんと立ち上がる。
歴史は、繰り返される。
しかし再び、星の危機は回避されるのであろうか。
それは我らにも判らぬこと。
邪なる光は双方を阻まんとする。
〝雷獅子〟
〝水不死鳥〟
双方は、更なる仲間を集う。
運命は避けられぬ。
刻は、満ちた———。
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