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「あ、の。……陽、さま？」
問おうとして呼びかけると、神は大きく目を見開いて、それから。





盛大にふきだした。





「……………………あの」


たっぷり間をおいてから呼びかける。その声に若干のいらだちが混ざっていたのは許してほしい。



なんてったって笑声が止まる気配がない。
おばあさんが来てしまうんじゃないかと焦ってしまうほどに。



視線に殺気を感じたのか、ようやく陽が立ち上がる。

「あの陽さ」
手で制されて、出かけた言葉を飲み込む。




……酸欠でもう少し待てということか。



——————————自業自得だろう。
冷ややかに見つめていると、ようやく回復したのか陽が結を見つめる。


「あ、はは……っ！娘さんに怒られるとは……ていうか似てる。さすがだね」
意味のよくわからない称賛を浴び、さらに不機嫌になりながらもそれをがんばって押し殺して大きく深呼吸をする。


「あの」
「うん、わかってる。全部説明するよ、結ちゃん」
順を追って、ね。