複雑・ファジー小説

Re: 『いのち』が伝えるもの・・・。 『おばあちゃん。』 ( No.28 )
日時: 2012/05/19 16:54
名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)
参照: 『いのち』・・・それは伝えるもの。






    ---------------今日もいろいろあった。毎日絶対に一回はある事。一つ例を挙げると・・・



       机の中を見れば一通の手紙。『学校来んな!!』




          ・・・・・これだけ。







     ・・・・あのねぇ、それぐらい面と向かって言ったらどうなの?
    紙がもったいないじゃん。これをなぜ勉強に使おうと思わないのかしら・・・・。





    ・・・この他にもあったが、暗くなりそうなので止めておく。

         せっかく学校終わったんだもん。





    さぁて、じゃあとりあえずおばあちゃんのお見舞いに行こうかな。













      ----------------私はおばあちゃんが大好きだ。



    私が小さい時から、ずっと良くしてくれたし、苦しい時は相談にも乗ってくれた。
    ずっと私を守ってくれていた。だから私は・・・・今まで前に進めた。





         だけど今は・・・・私が守らなきゃ。

      病で苦しんでいるおばあちゃんを今度は私が救わなきゃ。














       『-------------おばあちゃん、私だよ。』



     病院の前に立ち、ノックを2・3回して、私は入った。
    おばあちゃんはかなりやせた。最近あまり食欲がないらしい。




        それはダメだと私は思い、以前、

       『何か食べたいものは?』 と聞くと、



         『フルーツ。』 と即答。




      フルーツってまた・・・子供らしいなぁ。


     でも少しでも食べてくれるなら・・・そう思って、最近はフルーツをお土産として持っていく。





    ----------今日は林檎。私の名前にも刻まれている、私もおばあちゃんも好きなフルーツ。


    食べやすいように切ってから、私たちは雑談をしながらワイワイ食べた。
    最近学校がしんどい・・・・そういうと、おばあちゃんは私の手を握って微笑んでくれた。



    昔からのお約束だ。私が悲しんだり、何かに悩んでいたり、
    もしくは疲れている時、いつも手を握って微笑んでくれる。






     今までこれにどれほど助けられたことだろう・・・・。





     これをされると、自然と元気が出てきたものだった。
     そして明日からまた頑張ろう、そう思えたのだ。



    もちろん、疲れたとは言ったが、いじめにあっていることは言ってない。


     それは今のおばあちゃんには言わない方がいいと思ってる。











     --------------余計なことで悩んでほしくない・・・・。



           悩むのは私一人で十分だ。