複雑・ファジー小説
- Re: 『いのち』が伝えるもの・・・。 『おばあちゃん。』 ( No.29 )
- 日時: 2012/05/20 23:36
- 名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)
- 参照: 『いのち』・・・それは伝えるもの。
--------------今日も疲れたなぁ。
ほんと、陰口言うにしても、本人に聞こえないように言えよな・・・と思う。
君たちは聞こえないように言ってるつもりかもしれないけど、
私には筒抜けだからね? 陰口の意味全くないから。
・・・・ふぃ。今日の愚痴はこれぐらいにして・・・・おばあちゃんに会いに行こうかな。
今日はおばあちゃんの大好物のイチゴを買って行こう。
おばあちゃんの名前は、『苺』という名前で、これまたフルーツの名前。
家族でフルーツの名前ばかりだな、といつも思う。
病院に行く途中の店で、イチゴを購入。
さて、おばあちゃん・・・喜んでくれるかな・・・・。
-----------------その時、私の携帯が鳴った・・・。電話に出てみると・・・・・、
おばあちゃんの容態が急変したらしい・・・!!!
・・・なんで!? 今まであんな元気だったのに何でいきなり!?
私は急いだ。病院へ、病室へ、おばあちゃんのもとへ・・・・。
-------------だが、私が着いた時には・・・・・おばあちゃんはすでにこの世を去ってしまっていた・・・。
・・・・何も言えなかった。
おばあちゃんに・・・別れの言葉も言えないまま・・・・。
・・・嘘よ。こんなの信じたくないよ。
もう会えないなんて・・・・・信じたくない。
私どうすればいいの!? 一番助けたかった人が・・・・もういないんだもん。
これじゃあとても勉強する気にも、医者になる気にもなれない。
-------------私の心の支えだったおばあちゃん。
おばあちゃんがいないと・・・・私は前に進めないよ。
・・・・おばあちゃん、私もそっちに行くよ。
おばあちゃん一人じゃ寂しいでしょ?
今度は私がそばにいてあげる。
今度は私が・・・・・おばあちゃんを支える番だよ。
------------------もう・・・・・ずっと一緒だからね・・・・。