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複雑・ファジー小説
- Re: 記憶のカケラ 【オリキャラあと、1人募集中!!】 ( No.55 )
- 日時: 2012/06/03 16:29
- 名前: 雷羅 (ID: vkOByh3G)
フレアは、服の内側から何かを取り出した。
——それは、銀色の鍵。
「ゴホンッ。うー、あー」
顔をしかめながら、フレアは咳払いをした。
「何をするんだ」
「あー。だから情報屋のとこ、行くんだよ。…まぁ、見とけ」
フレアは鍵をピンッと指で弾いた。
鍵は天井に向かって高く飛んで、再びフレアの手の中に収まった。
「よしっ」
そう小さく呟くと、鍵を持った手を前に、突き出した。
そして、さっきまでの声とは違う。
低い声がフレアの口から流れてくる。
「開け。正しき情報への、扉よ」
そのまま、鍵を開けるかのように、手をひねった。
すると、フレアの前がいきなり光りだした。
光で何かが、形作られていく。
しばらくすると、光は消えた。
其処に残ったのは、ひとつの扉。
藍色の扉で、複雑な模様が刻まれていた。
所々、古びて崩れそうになっている。
「情報屋はとある空間に居る。だから、普通の奴には行けない。其処で、魔法で召喚するんだ……ぜ?」
「魔法。フレアは、魔法が使えるのか」
そう聞くとフレアは、肩をすくめた。
「んにゃ。おれは人間で、パートナーいないからな。人間と獣人は、パートナーが出来れば、使えないことも無い…らしいぞ」
では、さっきのは誰が。
私の考えを読んだかのように、フレアは笑った。
「さっきのは…鍵が、在っただろ。それは情報屋から貰った……まぁ、魔法道具だ」
フレアが言うには、魔法道具がある場合。
誰でも魔法が、使えるらしい。
自分の属性と同じ、属性の魔法道具でなければ、使えないらしいが。
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すみません。
変なところで、切ります。
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