複雑・ファジー小説

Re: 僕と家族と愛情と【人気キャラ投票】 ( No.447 )
日時: 2013/08/17 21:24
名前: ナル姫 (ID: sA8n45UA)  

翌朝——。
七千の大軍が移動する。ぞろぞろと足音だけでも大きな音がして心臓を圧迫した。かなり大勢で移動しているが——。

(…敵は…敵はこの、四倍以上…!)

初陣でこんなに大きな戦をするとは考えていなかった。政宗は、この戦の犠牲者は沢山いるだろうと言っていたが……その通りだろう。何故か少年はこの時間になるまで、自然と自分は大丈夫なんて思い込んでいたのだ。

(…多分それは…僕がちゃんと、人が殺されるのを見たことがないからだろう…それに、比べて…)

前方にいる政宗に目をやる。兜はまだ被っておらず、長い髪は上の方で纏められていた。

(政宗様は今まで、何百、いや…何千という数の死体を見てきたんだ…だから…死ぬかもしれないなんて…)

そこまで考えて、ドッと汗が吹き出てくる。

(僕は…僕は何を考えていたんだ…!今回初陣なのは僕だけじゃない。金も銀も、他にもいるだろう。けれど…僕は運動も得意な方ではない、定行みたいに動きながら考えられるような頭脳もない。死ぬ確率が高いのは、僕じゃないか!)
「——政哉様」
「!」

突然話しかけられ、ビクッと肩を竦める。見れば、隆昌が心配そうな顔で見ていた。

「大丈夫ですか?」
「あ、うん…何とか」
「…大丈夫ですよ」

次に、隆昌とは逆方向から聞こえた声。

「浜継…」
「戦の規模が違うとはいえ…此所にいる人は俺も含めて、初陣で生き残った人です。それに…」

浜継は真っ直ぐ政哉を見詰める。

「絶対、貴方を死なせませんから」
「——うん」

今回の戦の参加者——。

伊達家。伊達政宗、伊達成実、初陣の伊達政哉、伊達実元、留守政景、その他数名。
片倉、鬼庭家。片倉小十郎、鬼庭左月。
木野家。木野定行。
竹葉家。竹葉幸孝、竹葉福孝(サキタカ:佳孝の兄)、竹葉佳孝、竹葉孝秋(タカアキ:幸孝の弟)、その他数名。
最奥家。最奥綾兼、最奥綾、最奥綾将(アヤマサ:綾の弟)、共に初陣の最奥虎丸と最奥獅子丸、その他数名。
和泉家。和泉波影(ナミカゲ:凉影の伯父)、和泉優影(ヤサカゲ:凉影の従兄)、和泉吉影(ヨシカゲ:凉影の従弟)、和泉凉影、その他数名。
睦草家。睦草伊継、睦草朝継(トモツグ:浜継の父)、睦草尚継、初陣の睦草風継(カザツグ:尚継の異母弟)、睦草浜継、その他数名。
御林家。御林央昌(ナカマサ:隆昌の父)、御林呉昌(クレマサ:隆昌の叔父)、御林貞昌(サダマサ:隆昌の従兄)、御林隆昌、御林一昌(カズマサ:隆昌の弟)、その他数名。
風迅家。風迅白金、風迅白銀。

そしてその他家臣や足軽、総勢七千の軍隊は、着々と戦場へと向かっていた——。

『生きろ!!』
『死なせませんから』

「敗けない——絶対!」






政哉「ってあれ?今回もう終わり?」
ナル「うん終わり」
成実「…何で?梵が疲れてるから?」
ナル「うん…って、え?疲れてんの?」
政宗「……」
ナル「まぁ理由は全然違うんだけどね」
政哉「何なの」
ナル「なんとなんと……僕と家族と愛情と、今回の話で遂に本編が100話突破したんだよ!!」
政宗「え…」
成実「えぇ!?」
政哉「信じられない…!」
宗成哉「進むのおそっ!!」
ナル「そっち!?」
成実「まぁ良いけど…何やるんだ?」
ナル「はい?」
成実「いや、はい?じゃなくて」
政哉「何もしない…とは言わないよねぇ?」
ナル「ギクゥ!!も、もももももちろんやりますとも!い、嫌だなぁ!あ、あはは、はは…」
宗成哉「……」

   【制裁中】

ナル「やること…ねぇんだ…」
成実「絞り出せ」
ナル「…よし、決めた。こう…審問的なあれをやろう」
政哉「てきとうだな!?」
成実「つか審問って何!?」
ナル「えー、書き終わったらイベントの方に載せます!今から書くので少々お待ちください!」

『僕と家族と愛情と』、これからもよろしくお願いします!