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複雑・ファジー小説
- Re: 絶望色のPartyNight(コメント下さい!絶対返します) ( No.42 )
- 日時: 2012/06/11 16:48
- 名前: 深玖 (ID: sbqN3TzW)
第2章
5月18日 PM0:30
恋桜高校の屋上。その上には、どこまでも青い初夏の空が広がっていた。今は昼休みだが、屋上にいるのは1人の女子だけだった。その少女は弁当を食べながら、悲しげな表情を浮かべていた。
あの事件から、1週間が経った。
そう———恋人のマイケルがガチホモにレイプされた、あの事件。
1週間前の悲劇を思い出しながら、私は弁当をつつく。
学校は大騒ぎとなったが、今はかなり落ち着いている。
アイは———昨日まではきちんと学校に来ていたようだが、この事件には興味がなさそうだった。
この場所は、いつもマイケルと昼食を食べていた、思い出の場所。でも、今私の隣にマイケルはいない。……きっともう一緒に昼食を食べることもないのだろう。
なぜなら———私達の絆は、壊れてしまったのだから。
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